会長ご挨拶
このたび、菅義偉前会長の後任として、公益財団法人日印協会、第10代会長に就任いたしました。
日印協会は、明治36年(1903年)の設立以来、123年という長きにわたり、我が国の民間対外交流を担ってきた、日本で最も歴史ある国際交流団体です。森喜朗元総理、安倍晋三元総理、そして菅義偉元総理という、日印関係の深化に心血を注いでこられた諸先輩方の跡を継ぎ、この伝統ある団体の舵取りという大役を仰せつかったことは、非常に光栄であるとともに、その責任の重さに身の引き締まる思いです。
今日、インドの重要性は地政学的、政治的、そして経済的にも、近年ますます高まっています。普遍的価値を共有する日本とインドが「特別 戦略的 グローバル パートナーシップ」を一層強化していくことは、単なる二国間協力に留まらず、国際社会の平和と安定を支える「確固たる礎」となります。そして、それは日本の国益にも大いに資するものであると確信しております。
私はこれまで外務大臣や総理大臣として、モディ首相をはじめ、インドの政財界の多くの方々と真摯な対話を重ねてまいりました。そこで培った信頼関係を最大限に活かしつつ、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の理念のもと、日印関係をさらに重層的に発展させていくことに全力を尽くしてまいる所存です。
日印協会の活動は、法人会員、個人会員の皆様お一人おひとりの力強いご支援によって支えられています。私は、皆様と可能な限り頻繁にお会いして交流を深め、現場の熱意やニーズを直接伺いたいと考えております。
皆様との対話を通じて、これまでの伝統を重んじつつ、次のような取り組みを一層推進してまいります。
・ 戦略的パートナーシップの支援: 官民一体となった経済・投資活動の促進。
・ 次世代の交流: 両国の未来を担う若手リーダーや学生の相互理解の深化。
・ 文化・知的交流の拡大: 歴史に裏打ちされた深い信頼関係の維持と発展。
世界が歴史的な転換期にある今、日印両国の結束は、共に新しい時代を切り拓いていくための原動力です。歴代会長が築いてこられた確かな礎の上に立ち、新会長として期待されている使命をしっかりと果たしてまいる決意です。
会員の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
公益財団法人日印協会
会長 岸田 文雄