お知らせ

講演会のご案内「大仏開眼のインド僧ボーディ・セーナ」

2016年9月7日掲載


皆様、奮ってご参加ください。

天平文化の花開く奈良、東大寺の毘盧舎那仏(びるしゃなぶつ)に、開眼(かいげん)供養(くよう)が伽藍(がらん)に木霊(こだま)する読経の中、聖武天皇、光明皇后、行基ほか居並ぶ僧侶・百官、一万を超える人々の前で執り行われた。天平勝宝4年(752年)の事であった。 
            
大仏に臥(が)竜(りょう)点睛(てんせい)を置く最重要事を
遥か天竺(てんじく)(インド)からやって来た婆(ば)羅門(らもん)僧に託した事は誠に興味深い。

かのインド僧ボーディ・セーナは在唐時に遣唐使などの懇請により来朝するに至った。奇しくもこの翌年にはあの鑑真和上が来日を果たしている。ところで六世紀の仏教伝来よりこの方、日本とインドとの文化的交流の繋がりは思いのほか広く、現代の我々の生活の基層に深く浸透している。その幾多の実例は講師に指摘して頂くとして、この機会にボーディ・セーナの足跡を辿りつつ、日印交流の教養散歩をそぞろに楽しみたい。

「世界古代文明の謎を探る」(1)大仏開眼のインド僧ボーディ・セーナ
主 催 アストライアの会  協 力 日本セカンドライフ協会 
 
ゲスト 小島裕子さん 明治大学兼任講師 金剛院仏教文化研究所主任研究員他
日 時 平成28年10月27日(木)午後2時から5時
会 場 豊島区南大塚地域文化創造館第3会議室(JR大塚駅南口より徒歩約5分)
費 用 お茶代込み参加費二千円  連絡先 TEL049(258)3218 松原まで
備 考 画像を駆使したビジュアルなお話し。後半はゲストを交えたお茶会です。

小島裕子講師

(東大寺・大仏 開眼式典図)