日印関係最新情報

月間インドニュース 2010年2月

2010年3月4日掲載


Ⅰ.内政
2月1日
ヒンドゥー紙は、インド海軍がアジア太平洋の12カ国が参加を得て、4日間の海軍訓練「ミラン2010」をアンダマン諸島付近で実施する旨報道。
2月3日
印内務相は、アンドラ・プラデーシュ州のすべての政党、あらゆる階層の人々の広範な協議のため、5名の委員からなる協議委員会の立ち上げを発表。
2月7日
デリーにて、シン首相が出席して国内治安問題に係る州首相会議が開催される。
印国防省は、印国防研究開発機構が中距離弾道ミサイル「アグニ3」の4度目の試射に成功した旨発表。
2月8日
バッタチャルジー西ベンガル州首相は、州内のイスラム教徒コミュニティーの中で、社会的、教育的、経済的な後進層に対し、州政府関連の職のうち10%を優先的に留保・提供する施策を発表。
2月9日
西ベンガル州コルカタで、チダンバラム内相が主催したナクサライト対策会議が、東部各州の州首相等政府関係者が出席して行われる。
2月10日
インディアン・エクスプレス紙は、アッサム州グワハティ訪問中のピライ内務次官が「アッサム統一解放戦線(ULFA)との対話に向けた計画を策定中である」と発言した旨報道。
2月11日
タイムス・オブ・インディア紙は、インドが射程距離5000㎞以上ある、核弾頭搭載可能な長距離弾道ミサイル「アグニ5」の試射を本年内に計画している旨報道。
2月13日
マハラシュトラ州プネのジャーマ・ベーカリーで爆弾テロ事件が発生。外国人2名を含む少なくとも9名が死亡、60名以上が負傷。
2月15日
西ベンガル州西ミドナプル県において展開中の治安部隊に対し極左武装勢力マオイストによる大規模な襲撃があり、20名以上の警察官が殺害され、武器、弾薬等が奪われる。
2月16日
タイムス・オブ・インディア紙は、中国からの戦闘機、ヘリ、無人機の脅威に対抗するため、「アカシュ」ミサイル部隊を北東部に配置する予定である旨報道。
2月17日
ビハール州ジャムイ県内で、武装したマオイスト120~150名が村を襲撃し、9~10名の村人を殺害し6名以上を誘拐。
2月19日
印国防省は、インド海軍への空母艦載機として「Mig-29K」を導入することを発表。
2月20日
ハイデラバードで、アンドラ・プラデーシュ州からのテランガナ地域の独立を主張する青年が焼身自殺を図る。
2月22日
ヒンドゥー紙は、アドヴァニBJP両院議員団長が野党連合・国民民主連盟(NDA)の議長代行に選出された旨報道。
2月23日
タイムス・オブ・インディア紙他は、マオイストの最高幹部の1人であるキシャンジが、治安部隊が西ベンガル、ビハール、ジャールカンド、オリッサの各州で作戦を停止することを条件に、中央政府及び西ベンガル州政府に72日間の停戦を申し入れた旨報道。
インディアン・エクスプレス紙は、2012年に第1回印中共同空軍訓練が行われる旨報道。

Ⅱ.経済
2月6日
デリーでシン首相が出席して物価対策に係る州首相会議が開催される。
2月8日
印統計局は、2009-2010年度のGDP成長予測値を7.2%と発表。
2月9日
インド環境森林省は、遺伝子組み換え作物であるBtナスの商業栽培を当面禁止することを発表。
2月10日
ビジネス・スタンダード紙は、2009-10年産の小麦の生産量は、作付面積の拡大や北部州の良好な天候を背景に昨年より増加すると予想される旨報道。
フィナンシャル・エクスプレス紙は、2010年1月におけるインドの輸出は約8%の増加が予想され、政府が輸出者向けの景気刺激策を一部終了する可能性がある旨報道。
2月11日
内閣経済委員会は、外国投資促進委員会の提案を受けて財務大臣が承認できる対印外国投資の上限を60億ルピーから120億ルピーに引き上げることとした旨発表。
2月12日
ヒンドゥー紙は、1月30日に終了する週の食料品インフレ率は17.94%になり、3週連続で食料品インフレ率が18%近くを記録し、食料品価格の高騰が卸売物価指数による全体的インフレ率を引き上げるのではないかとの懸念を報道。
インド農業省は、2009-10年産農作物の予想収穫量を発表。
2月13日
エコノミック・タイムズ紙は、2009年12月における鉱工業指数(IIP)が対前年同月比16.8%成長し、過去15年間で最高となった旨報道。
ビジネス・スタンダード紙は、首相府が電気通信総局に対し、第3世代携帯電話用周波数オークションの実施を保留し、BWAオークションを年度内に実施することを検討するよう指示した旨報道。
2月14日
ヒンドゥー紙は、ムニヤッパ鉄道省閣外大臣が、鉄道省がチェンナイからゴアに至る貨物専用鉄道計画を検討中である旨報道。
2月15日
インド政府は、2010年1月における卸売物価指数による年次インフレ率(暫定値)を前年同月比8.56%と発表。
ビジネス・スタンダード紙は、韓国鉄鋼大手のPOSCO社は、オリッサ州における鉄鋼事業のための土地約4000エーカーを取得できる見込みがある旨報道。
2月19日
エコノミック・タイムス紙は、インドの米国債保有高は小規模ではあるものの、2009年12月には約20億ドル減少して396億ドルとなった旨報道。
ヒンドゥー紙は、エア・インディアを運航するNACIL社が、政府から80億ルピーの増資を受けることを承認された旨報道。
首相経済諮問委員会は「2009-2010年度経済レビュー」を発表。
2月20日
フィナンシャル・エクスプレス紙は、印政府は海外直接投資(FDI)に関する通達文書を一本化する予定である、また、政府はタバコ産業への海外からの投資を誘致することに賛成しないと述べた旨報道。
2月24日
バナジー鉄道大臣により、2010年鉄道予算案が議会に提出される。
2月25日
ムカジー財務大臣は一般予算案発表に先立ち、「エコノミック・サーベイ2009-10年度」を国会に提出。
ムカジー財務大臣は第13次財務委員会報告書を国会に上程。

Ⅲ.外交
2月1日
1日~6日にかけて、シャレ・ケベック州首相が訪印。ムンバイ、バンガロール、デリーを訪問し、シン首相やクリシュナ外相らと会談。
1日~3日にかけて、ラオスのトンルン副首相兼外相が訪印し、第6回ラオス・インド合同委員会に出席。
印外務省は、3~4日にかけてクリシュナ外相がクウェートを訪問し、ムハンマド外相との会談の他、サバーハ首長らに表敬訪問を行う旨発表。
2月3日
印外務省は、第7回外交当局間協議及び戦略対話のため、ラオ外務次官が2日~3日にかけてイランを訪問。
2月4日
シン首相は、「デリー持続可能な開発サミット」出席のため訪印しているスロヴェニア、フィンランド、ギリシャ、ノルウェーの各国首脳と個別に首脳会談を実施。
ヒンドゥー紙は、インドがスリランカの国内避難民の救済・再定住のため、270万米ドル相当のトタンをスリランカに供与した旨報道。
2月5日
イギリスを訪問中のシャルマ商工大臣はマンデルソン筆頭国務大臣(ビジネス・イノベーション・技術担当)との間で、第6回英印共同経済・貿易委員会を開催。
デリーで、エネルギー資源研究所(TERI)主催によるデリー持続可能な開発サミットが開催される。
2月9日
印外務省は、ギュル・トルコ大統領が7日~11日にかけて訪印し、シン首相との間で首脳会談を実施するとともに、①テロに関する共同宣言、②科学技術協力に関する共同宣言、につき合意した旨発表。
2月11日
印外務省は、11日にアッバース・パレスチナ自治政府大統領が訪印しシン首相と会談、シン首相よりパレスチナ自治政府の財政支援として1千万米ドルの供与を発表した旨発表。
スリランカのデイリー・ニュース紙は、インドがスリランカ北部のメダワッチヤからマドゥロードまでの鉄道建設を行う旨報道。
インド原子力庁は、バナジー印原子力委員会委員長兼原子力庁長官とスタッグ駐印英国大使が「民生用原子力協力に関する共同宣言」に署名した旨発表。
2月12日
インド訪問中のハーリド・バーレーン外相はクリシュナ外相と外相会談を行った他、シン首相を表敬訪問。
2月17日
ヒンドゥー紙は、ロシアのソビャーニン副首相が訪印し、シン首相やクリシュナ外相らと会談を実施した旨報道。
2月18日
インド外務省は、ヤダブ・ネパール大統領が15日~18日にかけて訪印した旨発表。
インド首相府は、オバマ大統領がシン首相に電話をし、13日に発生したプネでの爆破テロ事件を非難し、犠牲者に哀悼の意を表明した旨発表。
ヒンドゥ紙は、インドのバーバ原子力研究センター及びインド原子力公社の専門家が、ソウルで開催される民生用原子力関連のワークショップに参加するため韓国を訪問している旨報道。
2月24日
クリシュナ外相は、パキスタンの部族地域で発生したシク教徒の斬首事件を強く非難する声明を国会で発出。
2月25日
デリーで印パ外務次官協議が行われる。
2月26日
印外務省は、27日から3月1日にかけて、シン首相がサウジアラビアを訪問する旨発表。

Ⅳ.日印関係
2月5日
エネルギー資源研究所(TERI)から鳩山総理に対し、第6回「持続可能な開発リーダーシップ賞」が授与される(「デリー持続可能な開発サミット」出席のために訪印中の西村六善内閣官房参与が代理で受け取った)。