日印関係最新情報

月間インド・ニュース(2011年7月)

2011年8月9日掲載


Ⅰ .内政
7月5日

  • *英字各紙は、現時点で83郡が中央政府により左翼過激派の浸透郡として指定されているが、ナクサライトの攻撃対象諸州の要請を受け、政府は新たに20の郡を浸透郡として宣言することを決定したとみられる旨報道。


  • *英字各紙は、アンドラ・プラデシュ州下院において、テランガナ地域出身議員81名がテランガナ地域の分離・独立を訴えて下院副議長に辞表を提出した旨報道。


7月7日

  • *ヒンドゥー紙は、サブハルワル・ナーランダ大学副学長が、同大学が2013年から、歴史学、環境・生態学の学部を開設し、授業はキャンパス建設までの間は仮校舎で行われると述べた旨報道。


7月8日

  • *英字各紙は、2G汚職問題を巡り、マラン繊維相がシン首相に辞表を提出した旨報道。


7月10日

  • *ウッタル・プラデシュ州マルワン市付近を走行中のコルカタ発デリー行き急行列車が脱線し、約70名が死亡。


7月11日

  • *英字各紙は、アッサム州のグワハティとオリッサ州のプリー間を走る急行列車がアッサム州西部を走行中に、遠隔操作による爆破装置が爆発し、4つの車両が脱線、約100名が負傷した旨報道。警察は爆破テロとの疑いを持っているが、いかなる組織も犯行声明は出していない。


7月12日

  • *パティル大統領は、シン首相の助言に従い、第2次UPA政権発足後2回目となる内閣改造を承認。主要4閣僚(外務、財務、内務、国防)の交替はなく、若手の閣内への起用もなかった。主だったところでは、ラメシュ環境・森林大臣(上位に閣内大臣を有さない閣外大臣)が閣内大臣である農村開発・飲料水・衛生大臣に昇格し、環境・森林大臣にナタラジャン下院議員(女性)が就任、また、西ベンガル州首相に就任したバナジー全インド草の根会議派(TMC)が務めていた鉄道大臣のポストには同じTMCからトリヴェディ前保健・家族福祉担当閣外大臣が就任した。


7月13日

  • *インド内務省は、12日にアッサム統一解放戦線(ULFA)があらゆる形式の武装闘争の無期限停止を宣言したことに対し、これを歓迎するとともに、インド政府はULFAと「作戦行動停止協定」を近い将来署名し、同協定を遵守するための基本原則がまとまることを期待する旨の報道発表を発出。


  • *7日午後7時前後、ムンバイで約15分間の間に3カ所で連続爆弾テロ事件が発生し、18人が死亡し131人が負傷。


7月14日

  • *シン首相はソニア・ガンディー・コングレス党総裁とともに、13日に連続テロ事件のあったムンバイを訪問し、テロ行為への非難や政府の事件への対応を説明する声明を発表。


7月15日

  • *タイムズ・オブ・インディア紙は、2005年以降のムンバイでのテロによる死者は390人で、カラチの死者500人、カブールの死者520人に迫るレベルとなってきている旨報道。



Ⅱ. 経済
7月5日

  • *エコノミック・タイムズ紙は、インドの電気通信紛争処理・調停機関が、デリーにおけるタタ・テレサービシズ(NTTドコモが出資する携帯電話会社)への2G用周波数を付与することをインド通信・IT省電気通信総局に対して指示した旨報道。


7月6日

  • *英字各紙は、5日にチェンナイでインド産業連盟(CII)の全国大会が開催され、出席したジャヤラリタ・タミルナードゥ州首相が、インフラ未整備問題解決の一環として、電力、港湾、造船等へのインフラ投資誘致政策が記載された長期開発計画「ビジョン2025」を間もなく発表すると述べた旨報道。また、CIIのムツラマン会長は同州首相に対し、タミルナードゥ州の産業発展に関する問題に取り組むため、州政府とCII代表からなる合同タスクチームの発足を提案した由。


7月7日

  • *インド商工省は、日本及び韓国に対する鉄鉱石供給長期契約の更新を承認した旨の報道発表を発出。


7月8日

  • *インド商工省は、本年6月のインドの対外輸出が前年同期比46.4%増の292億ドルに上ったとする暫定値を発表。


7月12日

  • *英字各紙は、ムカジー財務大臣が議長を務める食料問題関係閣僚会議が、与党コングレス党の最大公約の1つである食料安全保証法案を決定、右法案は8月1日から始まるモンスーン国会に提出され、可決されれば2012年から施行される旨報道。


  • *英字各紙は、食料問題関係閣僚会議が、食料インフレ抑制のために輸出禁止となっていたコメ(非バスマティ米)と小麦について、穀物備蓄量が積み上がり備蓄スペースが無くなったことから、輸出を許可する決定を行った旨報道。


7月15日

  • *ビジネススタンダード紙は、現在検討が進められている新たな周波数法において、未使用周波数に係る免許を取り消す権限を政府に与えることを検討している旨報道。


  • *ビジネススタンダード紙は、財務省が通信IT省電気総局に対して、広帯域無線アクセス(ブロードバンド・ワイヤレス・アクセス)周波数のオークションを開始するよう要請した旨報道。


7月19日

  • *英字各紙は、ラジャスタン州ラワトバハタで、インドで25機目となる原発建設が開始された旨報道。


  • *英字各紙は、インド原子力庁が、アンドラ・プラデシュ州トゥマラパリーで発見されたウラン鉱は当初推定量の3倍となる4,900トン近いウランを埋蔵していることを明らかにした旨報道。


  • *農業省は、2011~12年産の農作物の予測収穫量につき、2008~09年の記録を超え、2億1,800万トンと過去最高になる見込みとする最終予想(第4次)を発表。



Ⅲ. 外交
7月4日

  • *インド外務省は、シン首相がハシナ・バングラデシュ首相と電話会談を行い、シン首相より、9月6日~7日にかけてバングラデシュを訪問しハシナ首相と旧交を温めることを楽しみにしていると述べた旨発表。


7月5日

  • *インド外務省は、北朝鮮に対する人道的食糧支援としてWFP経由で実施している100万米ドル相当の食糧支援に関し、900トンの大豆及び373万トンの小麦が北朝鮮に到着し、シン在北朝鮮インド大使が陸揚げに立ち会った旨発表。


  • *デリーの在インド・フランス大使館は、NSGガイドラインの改訂が2008年のインドのNSG例外化決定及び印仏間の原子力協定に影響を与えると解釈されるべきではない旨の声明を発出。


7月7日

  • *インド外務省はバングラデシュを訪問しているクリシュナ外相がモニ・バングラデシュ外相と会談し、二国間投資促進・保護協定及びブータンからの車両のインド・バングラデシュ入国に関する標準作業要領の2つの協定に署名した他、インド電力網のバングラデシュ電力網への連結等多くの成果があった旨発表。


7月9日

  • *アンサリ副大統領(兼上院議長)が南スーダン共和国の独立式典に出席。


7月16日

  • *インド外務省は、ラオ外務次官が次期駐米大使に任命された旨発表。


7月17日

  • *ヒンドゥスタン・タイムス紙は、インド政府は支援物資の配布プロセス及び海外支援プロジェクトのモニタリングの合理化のため、開発支援機関「開発パートナーシップ庁」を設立予定である旨報道。


7月18日

  • *インド外務省は、印パ双方の外務省の担当局長が出席し、LoC越え信頼醸成措置に関する作業部会が18日にニュー・デリーで開催され、LoC越えの人の移動と貿易の円滑化のための追加的措置に関する意見交換を行った旨発表。


7月19日

  • *インドを訪問したクリントン米国務長官がクリシュナ外相との間で第2回米印戦略対話を実施。


7月21日

  • *インディアン・エクスプレス紙は、インド代表の空手チームのうちアルナチャル・プラデシュ州出身の空手家5名につき中国大使館よりホチキス止め査証が発給された結果、同5名は中国での空手大会に出場できなかった旨報道。


7月27日

  • *デリーでクリシュナ外相とカル・パキスタン外相が会談を行い、二国間貿易や人の移動の促進等具体的措置を含む共同声明が発出される。



Ⅳ. 日印関係
7月14日

  • *デリーの日本大使公邸で、対日観光促進セミナーが開催される。