日印関係最新情報

月間インド・ニュース2010年11月

2010年12月3日掲載


1 .内政
11月2日
ベンガル語紙BARTAMAN紙は、西ベンガル州議会選挙が時期を前倒しして来年1月~2月にも実施される可能性がある旨報道。
11月3日
英字各紙は、2日デリーでコングレス党大会が開催され、ソニア・ガンディー総裁の再任が満場一致で認められた旨報道。
11月10日
英字各紙は、アショーク・チャバン・マハラシュトラ州首相の辞表が9日に受理され、10日に、プリトヴィラージ・チャバン首相府・議会担当大臣が新しいマハラシュトラ州首相に任命される。
英字各紙は、アッサム州において、非合法の分離独立主義過激派組織であるボドランド民族民主戦線のテロリストが連続的に24名の市民を殺害した旨報道。
11月15日
英字各紙は、14日夜に、第2世代携帯電話用周波数を巡る不正疑惑を持たれていたラジャ通信IT大臣が辞任と報道。
11月17日
ヒンドゥスタン・タイムス紙は、5月22日のカルナータカ州マンガロール空港で発生した航空機墜落事故の原因は、機長が3時間のフライト中1時間40分睡眠状態にあり、睡眠慣性の状態で正常な判断ができない中で着陸を試みたことが原因である旨報道。
11月20日
デリーで開催された「リーダーシップ・サミット」に出席したシン首相は演説の中で、内閣改造については何とも言えないが、政権の平均年齢を下げる必要があると認識している、若手を登用する必要がある旨発言。
11月22日
タイムス・オブ・インディア紙は、アルナチャル・プラデシュ州正面への中国の脅威に対応するため、インド陸軍は部隊配備を増強する旨報道。
11月23日
ヒンドゥー紙は、インドの科学調査隊が22日に零下70度の南極点に到達した旨報道。
ビジネス・スタンダード紙は、2007年7月に閣議承認されたものの環境森林省の承認が遅れていたナビ・ムンバイ国際空港に対し、同省が承認を与えた旨報道。
11月24日
ビハール州議会選挙の開票が行われ、ジャナタ・ダル統一派(JDU)とインド人民党(BJP)の与党連合が全議席数の5分の4を越す議席数を獲得する歴史的圧勝に終わり、26日から第2次ニティーシュ・クマール州首相政権が発足する。
11月25日
英字各紙は、ロサイア・アンドラ・プラデシュ州首相(78歳)が24日健康問題を理由に辞任し、後任にキラン・レディ州下院議長が就任する旨報道。
11月26日
ヒンドゥー紙は、インド軍がオリッサ州において中距離弾道ミサイル「アグニⅠ」(最大射程700km)の発射実験を実施し、所期の成果を収めた旨報道。

2.経済
11月1日
フィナンシャル・エクスプレス紙は、インドのリライアンス・パワーと上海電気集団との間で、印中間の過去最大の契約となる83億ドルの契約が交わされた旨報道。
11月2日
フィナンシャル・エクスプレス紙は、計画委員会が国道庁の長期借り入れ計画を承認しなかったことから、国道庁は資金的な危機に直面している旨報道。
インド準備銀行(RBI)は、金融政策措置として本年6回目となる政策金利の引き上げを実施。
11月4日
エコノミック・タイムズ紙は、計画委員会はPPPによる都市開発プロジェクトを支持しており、中央政府と州政府との共同で行われるメトロ・プロジェクトに関して、監督不行届や調整不足による工期の長期化、さらにはコスト増加を引き起こすことになると批判している旨報道。
11月12日
インド統計局は、前月比4.4%成長とする2010年9月の鉱工業生産指数(IIP)の速報値を発表。右数字に関しフィナンシャル・エクスプレス紙が、9月のIIPは16ヶ月間で最低の4.4%に落ちたことに関し、ムカジー財務大臣は、「この下降は懸念事項であり、政府は理由を分析する」と述べた旨報道。
11月15日
ヒンドゥー紙は、7月28日より運航が開始されているインディラ・ガンディー国際空港ターミナル3(T3)から国内線も運航を開始した旨報道。
英字各紙は、インド中小企業省がマルチブランドの小売業への海外直接投資(FDI)開放について
認可は18%までにすべきと回答した旨報道。
インド商工省は2010年10月の物価上昇率は、前年同月比8.58%と9月の8.62%に比べてわずかに下落し、9ヶ月ぶりの低値となった旨発表。
クッラ-商務次官は、2010年10月の貿易額につき、輸出は前年同期比21.3%増の180億ドル、輸入は前年同月比6.8%増の277億ドルとなった旨発表。英字各紙は、過去3年で初めて輸出の成長率が輸入の成長率を上回った旨報道。
英字各紙は、14日に開催されたワールド・エコノミック・フォーラムで、アルワリア計画委員会副委員長が、水危機はエネルギー危機よりも深刻であると述べた旨報道。
ビジネス・スタンダード紙は、海運省が提案しているインド港湾法案は、非常に遅れている主要港民営化への一歩となる旨報道。また、19日付同紙は、当該法案によって主要港における貨物の滞留期限が現在の60日から30日に短縮される可能性がある旨報道。
11月16日
インド鉄道省は、バナジー鉄道大臣により、西ベンガル州ダンクニより貨物専用鉄道建設計画(DFC)東回廊の工事が開始された旨発表。
11月18日
ビジネス・スタンダード紙は、インフラ資金に関する政策の必要性に鑑み、計画委員会がラケシュ・モハン前インド準備銀行副総裁率いるインフラ資金調達に関するハイレベル委員会を設立した旨報道。
11月20日
エコノミック・タイムズ紙は、政府が被雇用者プロビデント・ファンド・スキームに修正を加え、外国人労働者は58歳となり退職しなければプロビデント・ファンドの還付を受けられなくなった旨報道。
11月23日
タイムス・オブ・インディア紙は、建設に伴う環境破壊についてこれまで議論されてきたジャイタプール原子力発電所建設計画に対し、環境森林省が厳しい条件付で同意した旨報道。
11月25日
ビジネス・スタンダード紙は、中央捜査局が、不動産会社向け融資にあたり収賄を行ったとして、LICハウジング・ファイナンス社ナイール最高経営責任者他を贈収賄容疑で逮捕した旨報道。
インド商工省は、11月13日に終了する週の卸売物価ベースの食料インフレ率は前年比10.15%となり、6週連続で下落した旨発表。
11月30日
インド統計局は、2010年第2四半期(7~9月)のGDP成長率は前年同期比+8.9%となった旨発表。

3. 外交
11月1日
インド外務省は、ムタリカ・マラウィ大統領が2日~8日にかけて国賓として訪問する旨発表。
11月4日
在外インド人省は、ラヴィ在外インド人大臣が4日にモルディブを訪問し、ナシード大統領らと会談した旨発表。
インド内務省は、インドネシアに在バリ・インド総領事館の開設を承認した旨発表。
11月5日
ネパールの英字各紙は、ネパールにあるマオイストのキャンプ内でインドのマオイストに対する組織的な訓練が行われているとして、インド政府がネパール政府に強い抗議を申し入れた旨報道。
11月8日
インド訪問中のオバマ米大統領は、シン首相と会談。
ビジネス・スタンダード紙は、2010年10月に名古屋で開催された生物多様性に関するCOP10に関し、バイオ・パイラシーの被害者であるインドにとって遺伝資源へのアクセスと利益配分に関する名古屋議定書は大きな利益となる旨報道(注:インドは2012年に行われるCOP12の主催国)。
11月10日
インド外務省は10日~13日にかけてナルバンジャン・アルメニア外相が訪印し、アンサリ副大統領への表敬やクリシュナ外相との会談を行う旨発表。
インド内務省は、インド政府は、ジャンム・カシミール州、ヒマーチャル・プラデシュ州、ウッタラカンド州、シッキム州、アルナチャル・プラデシュ州における印中国境沿いに総計804キロメートルにのぼる27の道路を建設することを決定し、右道路はインド・チベット国境警察の作戦上の理由で内務省により建設される旨発表。
11月11日
インド外務省は、10日、11日の2日間にわたり、5年ぶりとなる第4回印・バングラデシュ国境問題作業部会がデリーで開催された旨報道。
タイムス・オブ・インディア紙は、11日にモニ・バングラデシュ外相がインドのトリプラ州を公式訪問した旨報道。
ヒンドゥスタン・タイムス紙はワチラーロンコーン・タイ皇太子夫妻が13日から訪印する旨報道。
11月12日
ヒンドゥスタン・タイムス紙は、インド国防研究開発機構(DRDO)関係者が米国機関との間で共同研究開発につき協議するため訪米する旨報道。
11月13日
インド外務省は、ミャンマー政府によるアウン・サン・スーチー女史の解放を歓迎するクリシュナ外相の声明を発表。
11月14日
英字各紙は、武漢での印中露外相会談の機会に印中外相会談及び印露外相会談が14日に開催された旨報道。
11月16日
英字各紙は、武漢で印中露外相会談が開催され、会談後共同コミュニケが発出された旨報道。
ヒンドゥー紙は、中国がチベット自治区蔵木における水力発電所の建設のため、今月8日からブラフマプトラ川の堰き止めを開始したことを公表し、インド側の懸念を呼んでいる旨報道。
11月17日
ヒンドゥー紙は、16日に北京でラオ外務次官と張中国外交部副部長との間で第4回印中外務次官級戦略対話が行われ、中国によるブラフマプトラ川のダム建設、中国によるパキスタン領カシミールでの通信及び道路建設プロジェクト、中国によるジャンムー・カシミール州住民へのホチキス止め査証発給問題等が取り上げられた旨報道。
11月18日
インド外務省は、17日から19日にかけてロシアのイワノフ副首相が訪印し、18日にクリシュナ外相との間で「貿易・経済・科学技術・文化協力に関する印露政府間委員会(IRIGC-TEC)」第16回会合が開催された他、シン首相を表敬訪問し来月の印露首脳会談の準備を行う旨発表。
11月19日
ビジネス・ライン紙は、インドとカナダが包括的経済連携協定の交渉を開始した旨報道。
インド外務省は、14日~16日にかけて、インド政府とアフリカ地域経済共同体(RECs)との初めての会議をデリーで開催した旨発表。
11月20日
ヒンドゥー紙は、インディラ・ガンディー記念財団が、2010年の「平和、軍縮、開発のためのインディラ・ガンディー賞」をルーラ・ブラジル大統領に授与すると発表した旨報道。
11月22日
インド外務省は、パティル大統領がアラブ首長国連邦(UAE)を訪問し、22日にハリーファ大統領と会談した旨発表。
11月23日
インディアン・エクスプレス紙は、シン・インド陸軍参謀長はインドの陸軍参謀長として初めてタジキスタンを訪問した旨報道。
インド外務省は、クリシュナ外相が25日から28日にかけてスリランカを訪問し、ラージャパクサ大統領への表敬やピーリス外相との間で「第7回インド・スリランカ共同委員会会合」を開催するほか、南部のハンバントタ及び北部のジャフナにおいてそれぞれインド総領事館の開所式を行う旨発表。
11月24日
インディアン・エクスプレス紙は、アウン・サン・スーチー女史がインドのマスコミとの電話インタビューの中で、自分(スーチー女史)はインドについて悲しんでいる、自分はインド政府と軍事政権との関係に反対しないが、インド政府が同様に我々とも話をすることを願うと述べた旨報道。
インド外務省は、北朝鮮による延坪島への砲撃に関し、「我々は延坪島における悲劇的な犠牲者と負傷された市民への同情を表明する。我々は双方に対し、地域における平和と安定を維持するよう求めるとともに、国際的義務を守り、交渉の場に戻る必要性を強調する」とするプレスリリースを発出。
11月25日
インド外務省は、ムンバイテロ2周年目の前夜にあたる25日に、パキスタンに対しムンバイテロ犯人への調査を加速させるよう求める声明を発出。
11月27日
インド外務省は、シリアを国賓として訪問中のパティル大統領が27日にアサド大統領と会談した旨発表。
インド外務省は、タジキスタンのドゥシャンベで開催された上海協力機構首脳会議の非公式会議及び拡大セッションに、シンデ電力大臣が参加した旨発表。
11月28日
ヒンドゥスタン・タイムス紙は、10月15日に中国が主催して行われた「第6回アジア海上保安機関長官級会合」に対しチョプラ・インド沿岸警備隊長官が参加をボイコットしていた旨報道。
11月29日
インド外務省は、11月30日~12月5日にかけてデサレン・エチオピア副首相兼外相が訪印する旨発表。
11月30日
中国外務省は、11月29日~30日にかけて第14回印中国境問題特別代表会議がメノン特別代表と戴特別代表の間で北京で開催されるとともに、メノン特別代表が習近平国家副主席を表明訪問した旨発表。
インド外務省は、サルコジ仏大統領が12月4日から7日にかけて訪印し、バンガロール、アグラ、ニューデリーを訪問する旨発表。

4.日印関係
11月7日
英字各紙は、8日~10日に東京で開催されるアジア大都市ネットワーク21第9回総会に出席するため、ディクシット・デリー準州首相が東京を訪問する旨報道。
11月8日
広島県の湯浅知事がタミルナド州を訪問し、タミルナド州政府との間で経済交流に関する覚書に署名。
11月22日
第3回日インド原子力協定交渉が22日から24日にかけて東京で開催される。
11月29日
チョプラ・インド沿岸警備隊長官が訪日し、鈴木海上保安庁長官との間で日印海上保安機関長会合が実施される。