日印関係最新情報

月間インドニュース(2010年4月)

2010年5月10日掲載


Ⅰ.内政
4月1日
●英字各紙は、ムンバイ連続テロ事件で唯一逮捕された拘留中のカサブ容疑者に関する公判審議が3月31日に終了し、判決が5月3日に下されることが決定した旨報道。
4月2日
●ヒンドゥー紙は、カルナニディ・タミルナドゥ州首相の第二夫人長男であるアラギリ連邦化学肥料大臣が、与党ドラビダ進歩連盟(DMK)の党首選が実施される場合には、自分も候補者の1人として立候補すると述べた旨報道。
4月8日
●英字各紙は、4日、西ベンガル州を訪問中のチダンバラム内相は、バングラデシュ、東南アジア諸国、スリランカからの武器密輸ルートとして利用される可能性があるとして、西ベンガル州政府に対し沿岸警備を強化するよう要請。
4月12日
●タミルナドゥ州議会で、与党ドラビダ進歩連盟(DMK)提出の上院復活法案が可決される。
4月13日
●インディアン・エクスプレス紙は、「情報権利法」に基づいて公開請求をおこなった結果、2004年5月の第1次統一進歩同盟(UPA)連立政権が発足以降、シン首相とソニア・ガンディー・コングレス党総裁の間で82通の書簡が交わされたことが判明した旨報道。
4月14日
●コングレス党は、党創設125周年記念行事の一環として、ウッタル・プラデーシュ州で103日間にわたる10の集会・行進活動を開始。
4月15日
●インド宇宙研究機関(ISRO)は、静止衛星打ち上げ用ロケットにおける国産極低温エンジンの飛行試験が失敗した旨発表。
4月17日
●バンガロール市のクリケット競技場で2個の爆弾が爆発し17人が負傷。
4月18日
●タルール外務担当閣外相がシン首相に辞表を提出し、同日中にパティル大統領に受理される。
4月21日
●最大野党BJPは、デリー市内で生活必需品の価格高騰に対する政府の対応を批判する大規模な抗議集会を開催。
4月24日
●英字各紙は、スターリン・タミルナドゥ州副首相が、ホゲナカル上水道整備・フッ素症対策事業について、同事業の取水量は着工前に連邦政府から許可を得ていた容量のみであり、また、プロジェクト・サイトについても、カルナタカ州の領域を侵すことなく、タミルナドゥ州内で実施されているとして、ボマイ・カルナタカ州水資源大臣の主張を全面的に否定した旨報道。
4月27日
●ニュー・インディアン・エクスプレス紙は、訓練されたイスラム過激派インディアン・ムジャヒディンのメンバー25名がアラブ首長国連邦に所在するアジトにかくまわれており、インドに潜入して爆破テロを実行する機会を窺っている旨報道。
4月29日
●英字各紙は、イスラム過激派インディアン・ムジャヒディンが、コルカタ市においてマーケットやカーリー寺院、空港施設等でテロ攻撃を引き起こす可能性があることから警察が警備体制を強化させた旨報道。

Ⅱ.経済
4月8日
●経済問題閣僚委員会は、たばこ製造におけるFDIを禁止し、FDI禁止部門リストに加えるとの商工省産業政策促進局からの提案を承認。
4月9日
●英字各紙は、デリー西部のスクラップ業者で、放射性同位元素による被爆が発生した旨報道。
4月12日
●エコノミック・タイムス紙は、商工省産業政策振興部高官が、マルチブランドの小売業の外資自由化に関し農業省と対話を行っていると述べた旨報道。
4月20日
●ビジネス・スタンダード紙は、今後インドの中間層の増加に伴い、自動車、組織部門による小売、ヘルスケア、教育、メディア・娯楽の各分野の高成長が期待される部門であるとのマッキンゼー社の報告書の内容を報道。
●インド準備銀行は、「2010-11年度年間政策声明書」を発出し、政策金利に関し、レポレートは5.25%、リバースレートは3.75%、預金準備率は6.0%に、それぞれ引き上げを行った。
4月22日
●ビジネス・スタンダード紙は、外資系銀行にとって現行規制上では子会社形態での営業を行う利点がなく、支店による運営を好んでいる旨の外資系銀行の声を報道。
4月23日
●フィナンシャル・タイムズ紙は、中央政府は2012年3月までの第11次五カ年計画中に、インフラ投資をGDPの9%に引きあげることを目指している旨報道。
4月26日
●ヒンドゥー紙は、インディラ・ガンディー国際空港のターミナル3は、7月3日に落成式が行われ、7月14日から運用が開始される予定である旨報道。
4月27日
●インディアン・エクスプレス紙は、商工省産業政策振興部が、外資自由化に関する討議文書を作成し5月中旬にパブリック・コメントに付す予定である旨報道。
●商工省は、中核6部門(原油、石油精製品、石炭、電力、セメント、鉄鋼)の2009年度の成長率は5.5%(前年度は3%)である旨発表。
●フィナンシャル・タイムズ紙は、ナート道路交通大臣が2010年度に50プロジェクトを発注予定であると発言した旨報道。
4月28日
●ビジネス・スタンダード紙は、シーメンス社の車両工場がマハーラーシュトラ州アウランガバードで操業開始の準備ができた旨報道。
4月29日
●フィナンシャル・エクスプレス紙は、クッラ-商務次官が、印の自動車産業が競争力を持つために、関税保護の後ろに隠れずに将来に向けてギアを入れ直す必要があると述べた旨報道。
●ビジネス・ライン紙は、インド政府が安全保障上の観点から中国製通信機器の輸入を禁止した旨報道。
4月30日
●ビジネス・スタンダード紙は、日本たばこ(JT)が、インド政府がたばこセクターにおけるFDIを禁止する数日前に持ち株比率を増加させることなく6,500万ドルをインド子会社に投資した旨報道。

Ⅲ.外交
4月1日
●インディアン・エクスプレス紙は、キャンベル米国務次官補(東アジア担当)が訪印し、中国・日本を含むアジアの安全保障に関しインドと協議を行う旨報道。
4月5日
●クリシュナ外相は5日~8日の日程で中国を訪問し、楊外相との会談や、温家宝首相への表敬を実施。外相会談後に、両国首相間のホットライン開設に関する合意への署名を実施。
4月7日
●ヒンドゥスタン・タイムス紙は、中国四川省成都に拠点を持つハッカーがインド政府等のウェブサイトに侵入し、機密情報を含む文書を違法に入手していた旨報道。
4月11日
●訪米中のシン首相がオバマ米大統領と米印首脳会談を実施。
4月12日
●インド外務省は、4月11日~15日の日程で訪印中のサルマン・リヤド州知事がアンサリ副大統領を表敬訪問した旨発表。
●ヒンドゥスタン・タイムス紙は、トルクメニスタン・アフガニスタン・パキスタン・インド(TAPI)を結ぶガスパイプラインに関する閣僚会合が17日にトルクメニスタンの首都アシガバットで開催される旨報道。
4月13日
●シン首相はワシントンで実施された核セキュリティー・サミットに出席。
4月15日
●英字各紙は、シン首相が、パキスタンが米国に求めている民生用原子力協力に関し、「米パ間で起きていることに自分は干渉するはずがない」と述べた旨報道。
●ブラジリアで第4回IBSA首脳会合(インド、ブラジル、南ア)が開催され、「ブラジリア宣言」が発出される(インドからはシン首相が出席)。
●米国務省は、スタインバーグ国務副長官が4月20日~22日にかけてインド及びバングラデシュを訪問する旨発表。
4月16日
●ブラジリアで第2回BRICs首脳会合が開催され、共同コミュニケが発出される(インドからはシン首相が出席)。
4月22日
●タイムズ・オブ・インディア紙は、パティル大統領が5月26日から4日間の日程で訪中する見込みである旨報道。
4月24日
●ヒンドゥスタン・タイムス紙は、クリシュナ外相が5月14日~15日にかけてイランを訪問する旨報道。
4月25日
●パキスタンの英字各紙は、パキスタンがムンバイ事件に関する6冊の捜査資料をインドに手交するとともに、インドで訴追されている実行犯カサブとインド人共犯者のアンサリの引き渡しを要請した旨報道。
4月26日
●アフガニスタンのカルザイ大統領がインドを公式訪問し、シン首相らと会談。
4月27日
●英字各紙は、在パキスタン印大使館のグプタ二等書記官が、過去2年にわたりパキスタン統合情報部(ISI)に情報を流していたとの容疑でデリーに召還され逮捕された旨報道。
4月28日
●ブータンの首都ティンプーで第16回SAARC首脳会合が開催される(~29日。インドからシン首相が出席)。
4月29日
●シン首相とギラーニ・パキスタン首相が、SAARC首脳会合の機会にブータンの首都ティンプーで印パ首脳会談を実施。

Ⅳ.日印関係
4月5日
●インド日本商工会川村会長は、印商工省シン工業次官に対し、2010年の対インド政府建議書を提出。
4月8日
●日・インド経済連携協定(EPA)締結交渉の第13回会合が、4月8日から9日までデリーで開催される。
4月9日
●第7回日印安全保障対話と第6回日印防衛当局間協議が東京で開催される。
4月14日
●英字各紙は、三菱重工業がグジャラート州のアヌパム社への港湾用クレーンや大型搬送機器の技術供与に合意した旨報道。
4月25日
●英字各紙は、川崎重工業が、二輪車の輸入及び販売向けの現地法人インディア・カワサキ・モータースの設立を発表した旨報道。
4月30日
●インドを訪問中の北澤防衛大臣がデリーでアントニー国防大臣と会談。
●インドを訪問中の直嶋経済産業大臣は、アルワリア計画委員会副委員長との間で日印エネルギー対話を行うとともに、シャルマ商工大臣と会談。