日印関係最新情報

月間インド・ニュース(2009年12月)

2010年1月6日掲載


【1.内政】
12月2日
●印国防省は、過去1年間に発生した印への領空侵犯状況につき、アントニー国防大臣による上院での書面による答弁をホームページに掲載。

12月4日
●各紙は、ラメシュ環境森林大臣が、議会において、インドが排出原単位(GDP単位あたりの排出)削減を支援するための5つの行動計画を提示し、排出集約性を20~25%削減することができるとの見通しを示す。

12月5日
●英字各紙は、4日にアッサム統一解放戦線(ULFA)のラジコワ議長らがメラガヤ州でインド国境警備隊に逮捕された旨報道。

12月9日
●チダンバラム内相は、テランナガ州創設のプロセスが開始される、適切な決議案がアンドラ・プラデシュ州議会に提出されることになるだろうと発言。
●英字各紙は、米国で捜査中の米国籍ラシュカル・エ・トイバ(LeT)メンバーのテロ計画事件の捜査に関して米国FBIチームが訪印した旨報道。

12月13日
●インド国会で、2001年の国会襲撃事件8周年の記念行事が行われる。

12月14日
●ヒンドゥー紙は、13日に実施された核兵器搭載可能な艦対地短距離弾道ミサイル「ダヌシュ」に試射が成功した旨報道。

12月15日
●フィナンシャル・エクスプレス紙は、シンデ電力大臣が、インド気候変動国家計画の1つであるエネルギー効率向上ミッションが2010年4月1日から実施されると発表した旨報道。

12月16日
●インディアン・エクスプレス紙は、「マナーワ対話」が開催されたバーレーンにおいて、ナラヤナン国家安全保障顧問が、印の高速増殖炉は軍事目的ではなく、軍事分野で使用する意図は全くない旨発言。

12月18日
●アドヴァニ野党下院議員団長が辞任し、後任にスシュマ・スワラージ野党下院副議員団長が選出される。(アドヴァニ氏は、党規約改正で新設された両院議員団長に選出される)

12月19日
●ヒンドゥー紙は、インド沿岸域の安全確保のため、コーストガードが新たに14の支所の増設を検討している旨報道。
●ヒンドゥー紙は、より観光客を引きつけるため、2億ルピーの「到着時ビザ」プロジェクトが2010年1月より開始され、シンガポール、日本、ニュージーランド、ルクセンブルク、フィンランドの5カ国に対して、1年間試験的に実施される旨報道。

12月22日
●インド議会の冬期会期が閉幕。

12月24日
●チダンバラム内相は、自身による9日のテランナガ州創設のプロセスが開始される旨の声明発出後状況が変化したことを踏まえ、各政党間に相違が見られることから、政府としては、同州のすべての政党と広範な協議が必要との立場であり、そのための措置を講ずるとともに、全政党及び学生に対し扇動活動の中止を求める声明を発出。

【2.経済】
12月2日
●ビジネス・スタンダード紙は、商工省工業局が、放送事業における外国直接投資(FDI)規制緩和を支持している旨報道。

12月4日
●インディアン・エクスプレス紙は、11月第3週における食料品の卸売物価指数ベースによるインフレ率は、前年同期比で17.47%、前週比で1.01%上昇した旨報道。

12月9日
●インディアン・エクスプレス紙は、消費を基準とした定義ではインドの37.2%が貧困層となるとのテンドゥルカル委員会の貧困率に関する報告書の概要を報道。
●ヒンドゥスタン・タイムス紙は、政府による農民への債務免除や最低支持価格の引き上げ等が功を奏し、マハラシュトラ州、アンドラ・プラデシュ州、カルナタカ州における2009年の農民の自殺者が激減した旨報道。

12月10日
●ビジネス・スタンダード紙は、かつてタタ自動車のナノ製造工場として西ベンガル州シングールに確保されていた用地を鉄道省が車両工場として活用する模様である旨報道。
●フィナンシャル・エクスプレス紙等は、9日、インド連邦準備銀行が、金融危機後に撤廃されていた対外商業借入における利子の上限規制の再導入や、金融危機後に導入されていた外貨建転換社債の買い戻し許可を廃止する等の外資流入に対する規制の再導入を発表した旨報道。
●英字各紙は、国内繊維産業の代表が、政府による綿花の輸出制限を直ちに実施することを要求したものの、マラン繊維大臣は、政府は綿花の輸出禁止措置を考えていない旨発言した旨報道。

12月15日
●ビジネスライン紙他は、11月の卸売物価指数によるインフレ率は、前年同月比で4.78%と大きく上昇した旨報道。

12月16日
●インディアン・エクスプレス紙は、輸出は13ヶ月間マイナス成長を記録していたが、2009年11月は前年同月比18%増加し、14ヶ月ぶりにプラスに転じた旨報道。

12月19日
●ミント紙は、バナジー鉄道大臣が、2020年までの10年間のビジョンとして、成長率年率10%を目標とした14兆ルピーのプログラムを提案した旨報道。

12月22日
●フィナンシャル・エクスプレス紙は、タタ・グループのラタン・タタ会長が、インドにおける改革政策の中で土地に関する改革が最も遅れていると述べ、土地利用法の改革を呼びかけた旨報道。

12月24日
●ビジネス・スタンダード紙他は、ムカジー財務大臣が、2009年度の経済成長率は7.5%から8%の間になることを期待する旨述べたと報道。

【3.外交】
12月1日
●印外務省は、リトアニアのウシャツカス外相が経済大臣及び40人の経済ミッションとともに12月2日から5日の日程で訪印する旨発表。

12月2日
●ナイロビで行われた南南協力に関するハイレベル国連会議にカウル印外務担当閣外相が出席。

12月7日
●6日から8日の予定でロシアを訪問中のシン首相は、7日メドヴェージェフ大統領と会談。会談後、共同声明を発出。
●クリシュナ外相は、デリーで開催された第2回インド・アフリカ炭化水素会議で講演し、同会議は本年デリーで開催される3つめのアフリカ関連の会議であると述べた上で、現在原油輸入量の15%をアフリカから輸入しているとして、さらなる輸入拡大に期待感を表明。
●エイジアン・エイジ紙は、10日から3日間の予定で、BIMSTEC(注:ベンガル湾岸諸国会議)閣僚会合出席のためクリシュナ外相がミャンマーを訪問する旨報道。
●インド国防省は、アデン湾での海賊対策のために派遣中のインド海軍艦艇1隻が、ノルディック・アメリカン・タンカー会社所属のノルウェー船籍タンカーに対する海賊行為を阻止した旨発表。

12月10日
●9日から10日にかけて、バジル・ラージャパクサ・スリランカ大統領顧問らスリランカ代表団が訪印、スリランカ政府が2010年1月末までに国内避難民を再定住させる決意の表明等を盛り込んだ共同声明を発出。

12月11日
●ヒンドゥー紙は、駐印ニュージーランド大使が、来年インドとNZがFTA交渉を開始する旨述べたと報道。

12月14日
●タイムズ・オブ・インディア紙は、中国によるネパールへの侵入に頭を痛めている印は、グルン・ネパール陸軍参謀長による11日からの8日間の訪印を盛大に歓迎している旨報道。

12月21日
●ヒンドゥー紙他は、英国は民生用原子力協力協定の署名をマンデルソン筆頭国務相の訪印中に実現させたい意向であるが、インド側が難色を示している旨報道。
●21日~26日の日程でブータンのワンチュク国王が国賓として訪印。

12月22日
●クリシュナ外相は中国の楊外相と電話で会談。クリシュナ外相は、コペンハーゲンでは印中は緊密かつ効果的に取り組み、途上国の利益を保全したとの見方を示すとともに、両外相は、2010年に外交関係樹立60周年を迎えることに留意した。

12月23日
●クリシュナ外相は、デリーで行われた中国絵画・書道展に出席。
●22日から27日の日程で訪印中のタイのカシット外相がクリシュナ外相と会談。カシット外相は、印北東部地域と東南アジアの連結を向上させることで観光及び仏教巡礼を振興する提案を行った。

【4.日印関係】
12月4日
●訪日中のラオ印外務次官が東京にて藪中外務次官との間で日印外務次官対話を実施。

12月27日
●鳩山総理が27日から29日の日程でインドを訪問。29日にはシン首相と首脳会談を実施し、会談後「日印戦略的グローバル・パートナーシップの新たな段階」と題する共同声明を発出。

                              以上