日印関係最新情報

月間インド・ニュース(2015年12月分)

2016年1月21日掲載


Ⅰ. 内政
【グジャラート州内の地方選挙】
12月2日
*各紙によれば、2日、グジャラート州内で地方選挙の開票が行われ、コングレス党が農村部の31県のうち23県で勝利を収めた。一方、インド人民党(BJP)は、6つの自治都市(Municipal Cooperation)議会と全56中40市議会(Municipality)で多数を占め、都市部での地位は引き続き維持した。
【チャンドラ・ボース秘密ファイル】
12月4日
*4日付インド首相府発表によれば、4日、ミシュラ首相府首席次官は、チャンドラ・ボースに関する首相府で保管するファイルをインド公文書館館長に引き渡し、ボースの誕生日の2016年1月23日に公開する準備を整えた。モディ首相は、右発表の中で、モディ政権が歴史を封印してしまうような行為をするつもりはなく、インド国民に対してボースに関する情報を公開していく予定であると述べた。
【庶民党(AAP)関連】
12月12日~15日
*各紙報道によれば、12日、デリー準州政府(ケジリワル準州首相)は、ジャイトリー財務相が1999年から2013年まで会長を務めていたデリー地区クリケット協会の不正を調査するため、3人のメンバーからなる調査委員会を設置した。
*各紙報道によれば、15日、中央捜査局(CBI)は、デリー準州のラジェンドラ・クマール次官が汚職に関与していたとして、準州政府庁舎を捜索した。ケジリワル準州首相は、CBIによる捜索開始後、ツイッターで、「CBIが自分の事務所を捜索している」、「モディ首相は卑怯な手段をとっている」等と発信し、連邦政府を批判した。

Ⅱ. 経済
【インド準備銀行(RBI)】
12月1日
*1日、インド準備銀行(RBI)は、政策金利(6.75%)の据え置きを決定した。また、2017年3月までにインフレ率を5%までに引き下げるインフレ脱却への道筋に乗せていくとした。
【国家投資インフラ・ファンド(NIIF)】
12月29日
*29日、インド財務省は、国家投資インフラ・ファンド(NIIF)理事会の第1回会合を開催した旨発表した。

Ⅲ. 外交
【インド・パキスタン関係】
12月9日
*10日付ヒンドゥー他各紙によれば、スワラージ外相がハート・オブ・アジア安全保障会議に出席するためパキスタンを訪問し、アジズ・パキスタン外交担当首相顧問と会談した他、シャリフ・パキスタン首相に表敬した。アジズ顧問との会談後の共同記者会見において、スワラージ外相は、インドとパキスタンが二国間の対話を再開することに合意したと発表した。
12月6日
*6日、インド外務省は、バンコクで開催されたインド・パキスタンのNSA(国家安全保障補佐官)協議についてプレスリリースを発出した。同プレスリリースの概要は以下のとおり。
①パリでの印・パキスタン首脳会談を受け、両国NSA及び外務次官がバンコクで協議した。
②協議は、両国首脳の、平和で安定し繁栄した南アジアに向けたヴィジョンに基づいて行われた。
③平和と安全保障、テロ、ジャンム・カシミール州、管理ラインの平穏を含むその他の問題について協議された。
④建設的関与を継続することが合意された。
12月25日
*25日、モディ首相はパキスタンのラホールを訪問した。26日付各紙は、モディ首相の電撃的なパキスタン訪問について、「大胆かつ称賛に値するイニシャティブ」(ヒンドゥー紙)、「スマートな外交ではあるが、より大きな戦略によってフォローアップされるべき」(ヒンドゥスタン・タイムズ紙)など概ね好意的に評価した。
【インド・トルクメニスタン関係】
12月11日-13日
*11日から13日にかけて、アンサリ副大統領がトルクメニスタンを訪問した。アンサリ副大統領は、メルディムハメドフ・トルクメニスタン大統領を表敬した他、TAPI(トルクメニスタン(T)、アフガニスタン(A)、パキスタン(P)、インド(I)を結ぶ、天然ガスの輸出を目的とした)パイプライン起工式に出席した。
【インド・ネパール関係】
12月21日
*21日、インド外務省は、「ネパールに関する声明」と題するプレスリリースを発出した。同プレスリリースによると、スワラージ外相は、ネパール内閣が、マデシを基盤とする政党からの要求に対処して、選挙区を人口に基づいたものにするための憲法修正等いくつかの決定を行ったことを、現在の難局を解決するための基盤を作り出すために貢献する前向きなステップとして歓迎した。
【インド・ロシア関係】
12月23日-24日
*インド政府の発表によれば、モディ首相は、年次首脳会談のために、23日から24日にかけてロシアを訪問した。モディ首相は、クレムリンにおいてプーチン・ロシア大統領と会談した他、両首脳立会いの下で、様々な分野における協力に関する一連の文書が署名された。また、両首脳は、インドとロシアの貿易・投資協力、エネルギー協力、軍事及び軍事技術協力や国際及び地域の問題に関する共同声明を発表した。
【インド・アフガニスタン関係】
12月25日
*25日、年次首脳会談のためにモスクワを訪問していたモディ首相は、デリーに戻る途中、事前の発表無く、アフガニスタンのカブールを訪問した。カブールにおいて、モディ首相は、ガーニ・アフガニスタン大統領やカルザイ前同国大統領と会談した他、インド・アフガニスタン共同声明が発表された。また、モディ首相の訪問中、インドの支援により建設されたアフガニスタンの新国会議事堂の完成式が行われ、モディ首相は議会で演説を行い、インドとアフガニスタンの歴史的な友好関係やインドによる対アフガニスタン支援について述べた。
【その他】
12月15日
*V. K. シン外務担当閣外相は、中国の河南省鄭州を訪問し、上海協力機構(SCO)首相会議に出席した。

Ⅳ. 日印関係
12月11日-13日
*11日から13日にかけて、安倍総理はインドを訪問し、モディ首相との間で首脳会談を行うとともに、日・インド首脳共同声明「日印ヴィジョン2025」を発表した。