Ⅰ. 内政
1月3日
＊首相府発表によれば、3日、シン首相は、記者会見を行い、次期総選挙の後、新しい首相にバトンを引き渡すと述べた。
1月9日～
＊9日付ザ･ヒンドゥ紙によれば、総選挙前の最後の会期として2月に予定される国会第15回会期において、与党側は、暫定予算と反汚職関連法案を通過させたい考え。与党側は、反汚職運動によってデリー準州で州政権を獲得した庶民党(AAP)の成功にBJPが動揺していることから、BJPは諸法案の可決に協力するだろうとの見方。
＊20日付国会下院事務局の発表によれば、国会第15回会期は2月5日から21日まで開かれ、17日に暫定予算が提出される予定。
1月9日
＊9日付タイムズ･オブ･インディア紙は、｢44%が次期総選挙で庶民党(AAP)に投じると回答｣との見出しで、次期総選挙に関する世論調査結果を掲載した。次期総選挙で選挙区にAAP候補者が立てばAAPに投票するかとの問いに対し、｢はい｣44%、｢候補者次第｣27%、｢いいえ｣23%との回答であった。なお、調査対象は全国主要8都市の18～45歳の計2,015名であることから、農村や45歳以上の世代の世論を反映していない可能性がある。
1月13日
＊13日、選挙管理委員会は、4月に任期を迎える55名の上院議員のリスト及びそれに伴う上院議員選挙日程(2月7日投票、即日開票)を発表した。
1月24日
＊24日付メール･トゥデー紙は、次期総選挙に関する世論調査結果を掲載し、獲得議席数予想について、コングレス党が91議席(前回206議席、以下同じ)であり、統一進歩連盟(UPA)としては103議席(259)とし、また、BJPが188議席(116)であり、野党連合(NDA)としては212議席(159)とした。なお、調査対象は、全国28州に居住する21,792名の有権者。
＊その他地域諸政党は228議席(125)とし、主な政党の獲得議席数を以下のとおりとした。
左派諸派―31議席(24)
アンナ･ドラビダ進歩連盟(AIADMK)―29議席( 9)
大衆社会党(BSP)―25議席(21)
全印草の根会議派(AITC)―23議席(19)
社会主義党(SP)―20議席(23)
YSＲコングレス党(YSRCONG)―13議席( 0)
テランガナ民族会議(TRS)―13議席( 2)
ビジュ･ジャナタ･ダル(BJD)―13議席(14)
民族ジャナタ･ダル(RJD)―11議席( 4)
庶民党(AAP)―10議席( 0)他
1月28日
＊インド大統領府発表によれば、28日、ムカジー大統領は、セルジャ社会正義･能力開発大臣の辞職を受理し、また、カルゲ鉄道大臣に対し、右任務を兼ねるよう指示した。
Ⅱ. 経済
1月15日
＊インド商工省は、15日、卸売物価指数に基づく12月のインフレ率を6.16%(速報値)と発表した。9月から11月まで7%台に高止まりしていたインフレ率は、大幅に下落し、5か月ぶりの低水準となった。
1月21日
＊21日、インド準備銀行(RBI)は、パテル副総裁が委員長を務める｢金融政策枠組みの強化･改善専門委員会｣による報告書を公表した。右報告書には、消費者物価指数を金融政策の目標とする他、多数決に基づく金融政策決定委員会の開催など、インドの金融政策枠組みの改革案が盛り込まれた。
1月28日
＊28日、インド準備銀行(RBI)は、第3四半期金融政策会合を開催し、政策金利の引き上げ等を公表した。政策金利であるレポ･レートを現行の7.75%から、0.25%ポイント引き上げ、8.0%とした。
Ⅲ. 外交
1月1日～4日
＊インド外務省の発表によれば、1日から4日にかけて、モルディブのヤーミン大統領は国賓としてインド訪問し、ムカジー大統領、シン首相等政府要人と会談、首脳の共同声明を発表した。
両首脳との間では、インド･モルディブ関係において、安全保障･対テロ協力の他、経済協力、地域連結性に関する協力につき協議された。
1月16日
＊インド外務省の発表によれば、16日、インドを訪問中の朴韓国大統領とシン首相との間で首脳会談が行われ、共同声明が発表された。共同声明には、共通のビジョンとしての、ハイレベルでのより強固な政治的協力、開かれた経済貿易環境、より深い文化への理解、の三要素を挙げた。これらの具体的実施のために、両首脳は、政治、安全保障分野における二国間の戦略的コミュニケーション･チャンネルの強化、経済協力の制度的枠組みの構築及び貿易･投資の更なる拡大のためのより望ましい環境の醸成、文化交流及び人的交流を通じた相互理解の深化、人類の共通課題に対処するための地域及び国際場裏でのパートナーとしての緊密な協力といった政策の方向性で一致した。
Ⅳ. 日印関係
1月25日～29日
＊タイムズ･オブ･インディア紙、ヒンドゥー紙他各紙は、安倍総理大臣のインド訪問につき報じている。25日～27日の訪問中、安倍総理大臣は、インド共和国記念パレードの主賓としてパレードに出席した他、ムカジー大統領を表敬し、シン首相と会談を行った。29日付ヒンドゥー紙においては、今次の安倍総理大臣のインド訪問により、日インド関係は一層強固なものとなり、過去4年間で、二国間関係は劇的に深化したと報じられた。
1月3日
＊首相府発表によれば、3日、シン首相は、記者会見を行い、次期総選挙の後、新しい首相にバトンを引き渡すと述べた。
1月9日～
＊9日付ザ･ヒンドゥ紙によれば、総選挙前の最後の会期として2月に予定される国会第15回会期において、与党側は、暫定予算と反汚職関連法案を通過させたい考え。与党側は、反汚職運動によってデリー準州で州政権を獲得した庶民党(AAP)の成功にBJPが動揺していることから、BJPは諸法案の可決に協力するだろうとの見方。
＊20日付国会下院事務局の発表によれば、国会第15回会期は2月5日から21日まで開かれ、17日に暫定予算が提出される予定。
1月9日
＊9日付タイムズ･オブ･インディア紙は、｢44%が次期総選挙で庶民党(AAP)に投じると回答｣との見出しで、次期総選挙に関する世論調査結果を掲載した。次期総選挙で選挙区にAAP候補者が立てばAAPに投票するかとの問いに対し、｢はい｣44%、｢候補者次第｣27%、｢いいえ｣23%との回答であった。なお、調査対象は全国主要8都市の18～45歳の計2,015名であることから、農村や45歳以上の世代の世論を反映していない可能性がある。
1月13日
＊13日、選挙管理委員会は、4月に任期を迎える55名の上院議員のリスト及びそれに伴う上院議員選挙日程(2月7日投票、即日開票)を発表した。
1月24日
＊24日付メール･トゥデー紙は、次期総選挙に関する世論調査結果を掲載し、獲得議席数予想について、コングレス党が91議席(前回206議席、以下同じ)であり、統一進歩連盟(UPA)としては103議席(259)とし、また、BJPが188議席(116)であり、野党連合(NDA)としては212議席(159)とした。なお、調査対象は、全国28州に居住する21,792名の有権者。
＊その他地域諸政党は228議席(125)とし、主な政党の獲得議席数を以下のとおりとした。
左派諸派―31議席(24)
アンナ･ドラビダ進歩連盟(AIADMK)―29議席( 9)
大衆社会党(BSP)―25議席(21)
全印草の根会議派(AITC)―23議席(19)
社会主義党(SP)―20議席(23)
YSＲコングレス党(YSRCONG)―13議席( 0)
テランガナ民族会議(TRS)―13議席( 2)
ビジュ･ジャナタ･ダル(BJD)―13議席(14)
民族ジャナタ･ダル(RJD)―11議席( 4)
庶民党(AAP)―10議席( 0)他
1月28日
＊インド大統領府発表によれば、28日、ムカジー大統領は、セルジャ社会正義･能力開発大臣の辞職を受理し、また、カルゲ鉄道大臣に対し、右任務を兼ねるよう指示した。
Ⅱ. 経済
1月15日
＊インド商工省は、15日、卸売物価指数に基づく12月のインフレ率を6.16%(速報値)と発表した。9月から11月まで7%台に高止まりしていたインフレ率は、大幅に下落し、5か月ぶりの低水準となった。
1月21日
＊21日、インド準備銀行(RBI)は、パテル副総裁が委員長を務める｢金融政策枠組みの強化･改善専門委員会｣による報告書を公表した。右報告書には、消費者物価指数を金融政策の目標とする他、多数決に基づく金融政策決定委員会の開催など、インドの金融政策枠組みの改革案が盛り込まれた。
1月28日
＊28日、インド準備銀行(RBI)は、第3四半期金融政策会合を開催し、政策金利の引き上げ等を公表した。政策金利であるレポ･レートを現行の7.75%から、0.25%ポイント引き上げ、8.0%とした。
Ⅲ. 外交
1月1日～4日
＊インド外務省の発表によれば、1日から4日にかけて、モルディブのヤーミン大統領は国賓としてインド訪問し、ムカジー大統領、シン首相等政府要人と会談、首脳の共同声明を発表した。
両首脳との間では、インド･モルディブ関係において、安全保障･対テロ協力の他、経済協力、地域連結性に関する協力につき協議された。
1月16日
＊インド外務省の発表によれば、16日、インドを訪問中の朴韓国大統領とシン首相との間で首脳会談が行われ、共同声明が発表された。共同声明には、共通のビジョンとしての、ハイレベルでのより強固な政治的協力、開かれた経済貿易環境、より深い文化への理解、の三要素を挙げた。これらの具体的実施のために、両首脳は、政治、安全保障分野における二国間の戦略的コミュニケーション･チャンネルの強化、経済協力の制度的枠組みの構築及び貿易･投資の更なる拡大のためのより望ましい環境の醸成、文化交流及び人的交流を通じた相互理解の深化、人類の共通課題に対処するための地域及び国際場裏でのパートナーとしての緊密な協力といった政策の方向性で一致した。
Ⅳ. 日印関係
1月25日～29日
＊タイムズ･オブ･インディア紙、ヒンドゥー紙他各紙は、安倍総理大臣のインド訪問につき報じている。25日～27日の訪問中、安倍総理大臣は、インド共和国記念パレードの主賓としてパレードに出席した他、ムカジー大統領を表敬し、シン首相と会談を行った。29日付ヒンドゥー紙においては、今次の安倍総理大臣のインド訪問により、日インド関係は一層強固なものとなり、過去4年間で、二国間関係は劇的に深化したと報じられた。