日印関係最新情報

月間インド・ニュース(2011年8月)

2011年9月8日掲載


Ⅰ. 内政
8月1日

  • *ラオ外務次官の後任として、マタイ新外務次官が着任。


  • *インド連邦議会のモンスーン国会が開幕。会期は9月8日までの予定。


8月3日

  • *イェドュラッパ・カルナータカ州首相の辞任を受け、BJP所属のカルナータカ州議会下院議員により州首相候補選出のための投票が行われ、サダナンダゴウダ連邦下院議員が州首相候補として選出され、バーラドワージ州知事により新たな州首相として任命される。


8月4日

  • *インディアン・エクスプレス紙は、中国を念頭に置き、インドはアルナチャル・プラデシュ州において鉄道3路線を建設するインフラ計画に着手する旨報道。


  • *インド政府は下院にオンブズマン制度導入法案(ロークパル法案)を提出。


8月5日

  • *英字各紙は、ソニア・ガンディー・コングレス党総裁が外国で手術を受け、今後2~3週間入院する、同総裁不在の間はアントニー国防大臣、ラフル・ガンディー幹事長、ジャナルダン・ドゥトィベディ幹事長、アフマド・パテル党政治部長の4人からなる委員会が意思決定を行う旨報道。


  • *英字各紙は、チダンバラム内相が、本年7月13日に発生したムンバイ市内連続テロ事件に関し、(パキスタン等外国が関与しない)インド人による組織の関与を示す兆候があると述べるとともに、世界中で極右勢力が伸張しており、インドも例外ではない旨指摘した旨報道。


8月8日

  • *インディアン・エクスプレス紙は、カシミール対話委員会のアンサリ委員が、同じく対話委員会のパドガオンカル対話委員がカシミール系米国人協議会により開催された会合に出席したことにつき公然と批判するなど、委員間の軋轢が生じている旨報道。


8月13日

  • *英字各紙は、チャオ米チェンナイ総領事館副領事が、現地の私立大学(SRM大学)での講演で、「(同副領事が23年前に学生としてデリーからオリッサまで24時間の予定で汽車旅行をした際に72時間かかってもまだオリッサには到着せず)自分の肌がタミル人のように黒くなってしまった」と発言したことに対し、ジャヤラリタ州首相が米国総領事に対し、タミル人を深く傷つけたとして謝罪するよう要請した旨報道。


8月15日

  • *独立記念日(15日)に際し、シン首相は恒例のレッド・フォートでの演説を実施。


8月16日

  • *政府の汚職問題への対応に抗議しハンガーストライキを実施しようとした社会活動家のアンナ・ハザレ紙が警察に拘束される。(同日夜、逮捕状が取り下げられハザレ紙は釈放を*言い渡されるが、同氏は無条件でハンストを行うという自身の要求が全て受け入れられなければ刑務所を出ないと主張しそのまま刑務所内に滞在)


8月18日

  • *タイムス・オブ・インディア紙は、アルナチャル・プラデシュ州タワン近くの国境係争地域で、中国兵が印側の設置した防風壁を破壊した旨報道。


8月19日

  • *ハザレ氏が刑務所を出所し、デリー市内のラームリラ・グラウンドでハンストを開始。


8月27日

  • *上下両院がハザレ氏の要求を受け入れる旨の決議を行ったことを受け、ハザレ氏は16日から行っていたハンストを停止。


8月29日

  • *ケララ州コチ空港において、バーレーン発コチ行きガルフ航空機が着陸時に空港滑走路をオーバーランし、137人の乗客中7人が負傷。


8月30日

  • *ヒンドゥスタン・タイムス紙は、内閣が原子力安全・規制機関設立法案を閣議にかける旨報道。



Ⅱ.経済
8月2日

  • *タイムス・オブ・インディア紙は、国際海底機構(ISBA)が中国国営の中国大洋鉱産資源研究開発協会に対し南西インド洋海嶺での多金属硫化物の探査を許可したことについて、インド政府内で大きな波紋を呼んでおり、インド政府は今後数ヶ月でインド洋の採掘に関しより積極的な政策をとることを望んでいる旨報道。


8月4日

  • *タイムス・オブ・インディア紙は、インド原子力公社が原発安全性のレビューを行った結果、インドの原発が大規模自然災害に耐えられるとの結論に達した旨報道。


8月5日

  • *英字各紙は、4日、全インド・アンナ・ドラビダ進歩連盟による2011年度タミルナド(TN)州予算が州議会に提出された旨報道。


8月9日

  • *インド首相府は、2011年9月をもって3年間の任期が終了する予定であったインド準備銀行のスバラオ総裁の任期につき、シン首相が2年間の延長を承認した旨発表。


8月10日

  • *タイムズ・オブ・インディア紙は、2012年12月で引退するラタン・タタ・タタサンズ会長の後継者選定委員会は予定していた本年6月までに後継者を決めれず、後継者を12月末までに発表するとクリシュナクマール選定委員が述べた旨報道。


8月17日

  • *英字各紙は、タミルナド州政府が運営するメトロポリタン運輸公社が、チェンナイにおけるモノレール建設の第1フェーズ(111Km)の請負入札の募集を開始した旨報道。


  • *エコノミック・タイムス紙は、インドASEANのFTAのサービス貿易交渉が難航している旨報道。


8月24日

  • *ヒンドゥー紙は、2010年に発効した印韓包括的経済連携協定のレベルを引き上げるべく、来週ソウルで第1回の印韓間の対話が行われる旨報道。


8月27日

  • *英字各紙は、ジャヤラリタ・タミルナド州首相が26日の州議会で「我々は道路問題について特別な関心を寄せている。今後3年間で道路を改善していくので見守って欲しい」と発言した旨報道。



Ⅲ.外交
8月10日

  • *ヒンドゥー紙は、インド、ブラジル、南アフリカのIBSA3カ国の代表がダマスカスを訪問し、シリア政府に対し、同国治安部隊によるいくつかの都市における抗議行動への弾圧を控えるよう申し入れを行う旨報道。


8月11日

  • *タイムス・オブ・インディア紙は、本年10月28日から30日にかけて豪州パースで開催予定の英連邦サミットにシン首相が欠席し、インド代表としてアンサリ副大統領が出席する旨報道。


8月17日

  • *英字各紙は、16日~17日にかけてマケイン米上院議員がジャンム・カシミール州を訪問し、同州知事やアブドゥッラー州首相らと会談した旨報道。



Ⅳ.日印関係
8月1日

  • *日インド包括的経済連携協定が発効。デリー斎木駐インド大使とクッラー商業次官の下、第1回合同委員会が開催される。


8月6日

  • *ヒンドゥー紙は、日インド間の原子力協定交渉が行き詰まり、また、在任中の菅総理を取り巻く不安定な政局にもかかわらず、日インド両国は特に安保・経済分野における戦略的関係を強化するための一連のハイレベル交流が予定されている旨報道。


8月9日

  • *インド連邦議会下院での審議の冒頭、クマール下院議長が広島及び長崎の原爆犠牲者を追悼する発言を行い、つづいて全出席議員が起立して1分間の黙祷が捧げられた。