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日印関係最新情報

月間インドニュース(2020年1月)

2020年2月21日掲載


1 内政
【連邦政府/連邦議会】
1月15日:中央政府は,予算国会を1月31日から4月3日まで開会すると発表した。

1月26日:第71回共和国記念日を祝うパレードが実施された。

【BJP】
1月20日:ナッダBJP総裁代行がシャーBJP総裁に代わり,第11代BJP総裁に就任した。

【デリー(DL)準州】
1月6日:選挙管理委員会は,DL準州議会選挙の投票を2月8日,開票を11日に実施する旨発表した。

【ジャンム・カシミール(JK)準州】
1月9日:在印米大使,在印ノルウェー大使を含む15名の外交団が2日間の日程でスリナガルを訪問し,地元の政治家,メディア関係者,草の根の指導者等と面会した。

1月10日:最高裁は,連邦政府に対し,JK準州で敷かれている移動の制限等の基本的権利を制限する法令を直ちに見直すよう命じた。

1月14日:JK準州政府は,カシミールにおける部分的なブロードバンドインターネットの再開及びジャンムの5地区における基本的な携帯電話通信の再開を発表した。

1月24日:準州政府は,準州の全域的なインターネット(ブロードバンド通信及びデータ通信)の25日の再開を指示した。ソーシャルメディアの利用制限は継続している。

【ジャワハルラール・ネルー大学(JNU)における襲撃】
1月5日:JNUにおいて,覆面をかぶったグループが,主に左派系の学生及び教員を襲撃し,ゴーシュ・ジャワハルラール・ネルー大学学生組合(JNUSU)代表を含む少なくとも28名が負傷した。

1月6日:JNUの卒業生であるジャイシャンカル外務大臣は,「JNUにおける暴力を非難する。この出来事は,明らかに大学の伝統と文化に反している。」とツイートした。

2 経済
【インド経済(個人データ保護法案に関する報道ぶり)】
1月30日:現地エコノミックタイムズ紙において,個人データ保護法案を起草したスリクリシュナ元最高裁判事の発言が報道されていたところ,概要は次のとおり。

ポイント
(1)スリクリシュナ元判事は,政府が草案に追加した政府自身に法の適用除外を認める条項については,最高裁においてプライバシー権に違反するかどうか審査され得ると述べた。同氏は,国会提出された法案は,プライバシーに関する最高裁判決に反しており違憲であり,政府に白紙委任を与えていると指摘している。
(2)同氏は,政府が国会に提出した法案は,草案に比べてデータ保護庁(Data Protection Authority)の独立性を弱めており,同庁が政府の「太鼓持ち」になる可能があるとしている。また,非個人データの規律のためには別の法律が必要であるにもかかわらず,政府は法案の中にそれをこっそり埋め込んでいると指摘している。
(3)同氏は,法案を審査するために国会に設置された上下両院合同委員会に対し,法案への懸念を記した意見書を提出したことを明らかにした。

3 外交
(印露関係)
1月13日:印外務省は,モディ首相とプーチン大統領の電話会談について発表した。両首脳は,両国間の特別かつ特権的な戦略的パートナーシップに満足の意を示し,モディ首相は,5月にモスクワで開催される戦勝記念日75周年への招待に謝意を表明した。

(印パキスタン関係)
1月16日:印外務省報道官は,定例記者会見において,2020年後半にインド政府が上海協力機構(SCO)サミット首脳会合を主催する予定であり,パキスタンの代表も招待する予定である旨述べた。

(印米関係)
1月29日:現地メディアは,トランプ大統領の訪印が2月24日から26日で予定されている旨報じた。

(印EU関係)
1月27日:現地メディアは,EU議会の議員により,ジャンム・カシミール(JK)及びCAAに関する6つの決議案が提出された旨報じた。

(印豪関係)
1月29日:現地メディアは,インド政府が2020年の日米印マラバール共同訓練に豪州を招待することを検討している旨報じた。

4 日印関係
1月26日:印内務省は,民間人に授与されるインド国家勲章の一つであるパドマ・シュリー勲章を中村哲医師に授与する旨発表した。

今月の注目点:パドマ・シュリー勲章の受章(中村哲医師)
1.パドマ勲章は,毎年1月26日の共和国記念日に授章者が発表され,芸術,社会福祉,公共活動,科学,エンジニアリング,産業貿易,医学,文学,教育,スポーツ及び公的職務等,幅広い分野において卓越した働きをした民間人に与えられる勲章で,上からパドマ・ヴィブーシャン,パドマ・ブーシャン及びパドマ・シュリーの3つがある。パドマ勲章より上で最高位のバーラト・ラトナは,不定期で極少数名にのみ授与される。

2.本年のパドマ勲章は,「パドマ・ヴィブーシャン」7名,「パドマ・ブーシャン」16名(うち外国人2名),「パドマ・シュリー」118名(うち外国人15名)の合計141名に授章される。授章者のうち33名が女性,18名が外国人/在外居住インド人/インド系外国人である。

3.近年の日本人の受章は,2014年の前田専学東京大学名誉教授、日印協会評議員(パドマ・シュリー),2015年の三角佐一郎日印協会顧問(パドマ・ブーシャン),2018年の溝上富夫大阪大学名誉教授、日印協会会員(パドマ・シュリー)による受章が挙げられる。