日印関係最新情報

月間インド・ニュース(2010年9月) 

2010年10月6日掲載


Ⅰ.内政
9月3日
ソニア・ガンディー・コングレス党総裁が再任される(4期目)。
9月6日
選挙管理委員会は、任期満了となるビハール州議会選挙に関し、州内を6区域に分割し、10月21日の第1次投票日から順次投票を行い、11月24日を一斉開票日とする選挙日程を発表。
9月7日
英字各紙は、6日に、カシミール渓谷にある、スリナガル・バラムラ・ハイウェイ上のパルハランで、治安部隊が群衆に発砲し、3人の市民が死亡し、12人が負傷した旨報道。
9月9日
英字各紙は、本年2月に発生したプネでのジャーマン・ベーカリー爆破テロ事件に関し、ラシュカル・エ・タイバに属する2容疑者をマハラシュトラ州警察が逮捕した旨報道。
9月10日
英字各紙は、9日16:00にヤムナ川の水位が危険水位に達したことを受け、デリー州政府は低地域に居住する市民に対して至急避難するよう警告を発出した旨報道。
9月11日
ジャールカンド州において、ムンダBJP州議会議員団長が正式に州首相に就任し、BJP主導連立州政権が発足。
9月13日
グジャラート州議会補欠選挙が行われ、BJPのダビ候補がコングレス党のザラ候補を破り当選。
9月16日
英字各紙は、13日に、コーランを冒涜するニューヨーク市民のビデオがイラン系放送局により放映されたことを契機として暴動が発生し、抗議集団が政府庁舎やキリスト系ミッションスクールに放火するほか、住民と治安部隊が衝突し、17名が死亡した旨報道。
9月20日
英字各紙は、デリーにあるジャマー・マスジット・モスク付近で台湾籍の旅行者2人がオートバイに乗った2人組の犯人に銃撃され重傷を負った旨報道。
9月25日
ジャンム・カシミール州の騒擾状態の回復に向け、内閣安全保障委員会が開催され、8項目の対応策が決定される。
9月30日
ウッタル・プラデシュ州アラハバード高裁は、同州アヨーディヤのバーブリー・モスクの土地所有権について、土地を3分割し、3分の1をヒンドゥー教徒、3分の1をイスラム教徒、3分の1を「ニルモヒ・アカラ(ヒンドゥー教団)」にそれぞれ割り当てるとの判決が出される。

Ⅱ.経済
9月3日
ヒンドゥー紙は、デリーメトロ2号線のセントラル・セクリタリアット~クトゥブミナール間が開業し、デリーとグルガオンがメトロでつながった旨報道。
9月10日
インド統計省は、2010年7月の鉱工業生産指数(IIP)に関し、前年同月比13.8%成長とする速報値を発表。
インド商工省産業政策振興部は、「NOC(no-objection certificate)規制」に関し、同規制撤廃を提起するディスカッション・ペーパーを公表。
9月15日
インディアン・エクスプレス紙は、印外務省が財務省に対し、来年4月からのDFIDからの援助を受け入れないことを英国に伝えるよう申し入れた旨報道。
9月16日
インド準備銀行(RBI)は、金融政策措置として本年5回目となる政策金利の引き上げ(レポ・レートを5.75%から6.00%に、リバース・レポ・レートを4.50%から5.00%に)を実施した旨発表。
9月23日
ビジネス・スタンダード紙は、アルワリア計画委員会副委員長がインド・ステート銀行に対し、110億ドル規模のインフラ基金構想への協力を要請した旨報道。
フィナンシャル・エクスプレス紙は、ナート道路交通大臣が、2011年中頃までにRFDI(Radio Frequency Identification)技術を用いた統一料金徴収システム(ETC)を導入する旨発言。
インド商工省は、9月11日に終了する週の卸売物価指数(WPI)につき、大雨による供給の混乱により、食料インフレ率が15.46%と4週連続で上昇した旨発表。
インド農業省は、2010年のカリフ作(夏作)の予想収穫量につき、穀物全体の収穫量は昨年度に比べ10.4%増加の約1億1463万トンとなる旨発表。
9月24日
フィナンシャル・エクスプレス紙は、インドが英国、中国と道路分野に関する協定を結ぶ予定である旨報道。
9月25日
ビジネス・スタンダード紙は、インドEU・FTAの首席交渉官級会合が24日に終了し、締結に向け一歩前進した旨報道。
英字各紙は、食料安全保障法案について、アルワリア計画委員会副委員長及び政府が国家諮問委員会(議長:ソニア・ガンディー・コングレス党総裁)に対し、財源の観点から内容の見直しを提案した旨報道。

Ⅲ.外交
9月1日
英字各紙は、31日にクリシュナ外相が下院において「インド政府は、中国がインド洋に対し並々ならぬ関心を向けていると認識するに至り、インド洋における中国の意図を綿密に監視している」と発言した旨報道。
9月3日
英字各紙は、中国外務省報道官が、「中国はカシミール問題は印パ両国にゆだねられるべきであり、対話と協議を通じて適切に扱われるべきであると信ずる」旨述べるとともに、パキスタン側カシミールに11,000人の人民解放軍が駐留しているとの報道を否定し、また、ジャスワル印北方軍司令官に対する査証発給拒否も「事実ではない」と述べた旨報道。
9月7日
インド外務省は、トゥスク・ポーランド首相夫妻が国賓として6日から8日にかけてインドを訪問中である旨発表。
インド外務省は、パティル大統領が9日から13日までラオスを、13日から18日までカンボジアを訪問する旨発表。
9月8日
ヒンドゥー紙は、パキスタンから釈放されたインド人漁民442人のうち、最後の142人が帰国した旨報道。
9月15日
英字各紙は、米国より、ホーマッツ国務次官(経済、エネルギー、ビジネス担当)及びミラー農務次官(農地・国際農業サービス担当)が訪印し、14日にラオ外務次官との間で「第1回印米農業対話運営委員会」を開催した旨報道。
9月17日
印商工省は、20日よりシャルマ商工省が訪米し、21日に米国通商代表と「印米貿易政策フォーラム」を立ち上げる旨発表。
9月20日
英字各紙は、21日から30日まで国連総会出席のためニューヨークを訪問するクリシュナ外相は、55の二国間会談、14の多国間の会合が予定されている旨報道。
パキスタン議会上下両院はジャンム・カシミール州におけるインド治安部隊の対応を「野蛮」と非難する決議を採択(これに対しインド外務報道官は、22日にこれを拒否する旨発言)。
9月21日
英字各紙は、27日~28日にかけて、アントニー国防大臣が就任後2回目となるアメリカ訪問を行う旨報道。
インド外務省は、19日にインド・UAE政策協議が開催された旨発表。
9月22日
イギリス外務省は、コモンウェルス・ゲームへのインド側の準備が遅れており、当初参加を予定していた英国人選手が参加を見合わせることなどに関し、ヘーグ外相がスカイニュースに対し、このような問題が起きたことは選手にとって大変残念な出来事であり、協議会事務局ができるだけ早く問題を解決することを期待すると述べた旨発表。
9月25日
インド商工省は、24日にカナダで「貿易投資に関するインド・カナダ閣僚級対話」を開催した旨発表。
9月27日
国連総会の機会に米印外相会談がニューヨークで開催される。
9月28日
クレーシ・パキスタン外相は国連総会の場で、カシミール住民による自由、公正かつ公平な住民投票を通じて自決権の行使を認めるべきと述べるとともに、この2ヶ月間で100人以上のカシミール住民がインド治安部隊に殺されたとして、その残忍さを強く非難(これに対しクリシュナ外相は、アジア・ソサエティのセッションの中で、クレーシ外相の容認できない言及に深い失望をもって受け止める旨発言)。
9月30日
インド外務省は、ゲブーザ・モザンビーク大統領が9月29日から10月4日の日程で国賓として訪印中である旨発表。

Ⅳ.日印関係
9月9日
日インド経済連携協定の第14回交渉会合が東京で開催され、協定交渉の大筋合意が確認される。
9月20日
インドの与野党の国会議員から構成される印日議員フォーラム一行が訪日(25日まで滞在)。民主党国会議員等との意見交換を実施。
9月28日
東京で第4回日印ハイレベル経済協力政策協議が開催され、我が国の対インド経済協力政策全般等について意見交換が行われる。