Ⅰ.内政
7月7日
*各紙報道によれば、7日、マディヤ・プラデシュ(MP)州における医学大学等入学試験に係る大規模な汚職事件(Vyapam Scam)について、チョウハンMP州首相が、CBI(中央捜査局)の捜査を要請する書簡をMP州高等裁判所に送付する旨発表した。
7月21日
*いわゆる「モンスーン国会」が開幕した。会期は8月13日までの予定。
7月23日
*インド内務省は、23日、昨年の総選挙以来空席となっていたアングロ・インディアン・コミュニティを代表する国会議員(下院)として、リチャード・ハイ教授とジョージ・ベイカー氏(俳優)が大統領によって指名されたと発表した。
7月25日
*各種報道によれば、25日、モディ首相はビハール州パトナを訪問し、在来線特急の開設式典や、インド工科大学(IIT)パトナ校の開校式に出席した。また、ビハール州議会選挙に向けた選挙演説において、クマール州首相を激しく個人攻撃し、「クマール州首相の政治的DNAに問題がある」と発言した。
7月27日
*各種報道によれば、27日、アブドゥル・カラーム元大統領(在任期間:2002年~2007年)が講演のために訪れていたメガラヤ州で死亡した(享年84歳)。
*各種報道によれば、27日、3人の武装テロリストが、パキスタンとの国境近くに位置するパンジャブ州ディナナガルの警察を襲撃し、パンジャブ州治安部隊と銃撃戦を展開した。同襲撃により7名が死亡した。
7月30日
*各種報道によれば、1993年ムンバイ・テロの主犯格で死刑を宣告されたヤクブ・メノンの死刑が30日に執行された。
Ⅱ.経済
7月3日
*インド政府は3日、社会経済カースト国勢調査(Socio Economic Caste Cencus)2011を発表した。本調査は、各世帯の社会経済的貧困状況を、所有と収入に基づき全国一斉調査するもので、インドにおける農村世帯の「社会経済的貧困」を数値で示している。
7月16日
*各種報道によれば、16日の閣議において、海外直接投資(FDI)政策の簡素化に向けた政策見直しが承認された。FDI及び海外ポートフォリト投資(FPI)に対して設定されている、既存の内枠上限に代わって、新たな複合上限(composite-cap)が設定される。すなわち、ほぼ全てのセクターに対し、49%までのFPIが自動認可ルートで認められることになる。49%を超えるFPIについては従来通り政府認可ルートで事前承認が必要となる。
Ⅲ.外交
7月6~13日 モディ首相の中央アジア歴訪
*インド政府発表や各紙報道によれば、6~13日、モディ首相は、中央アジア諸国を訪問した。
*6日、モディ首相は、ウズベキスタンを訪問し、カリモフ大統領と首脳会談を行った。
*7~8日、モディ首相は、カザフスタンを訪問し、ナザルバエフ大統領及びマシモフ首相と会談を実施した。インドにとって、カザフスタンは中央アジア最大の貿易相手国。
*(8~11日のモディ首相のロシア訪問については後述)
*11日、モディ首相は、トルクメニスタンを訪問し、ベルディムハメドフ大統領と首脳会談を実施した。
*12日、モディ首相は、キルギスタンを訪問し、アタムバエフ大統領と首脳会談を実施した。
*13日、モディ首相は、タジキスタンを訪問し、ラフモン大統領と首脳会談を実施した。
7月8~11日 BRICS首脳会合及び上海協力機構(SCO)首脳会合
*インド政府発表や各紙報道によれば、モディ首相は、9日、ロシアのウファにてBRICS首脳会合に出席し、また、10日、SCO首脳会合に出席した他、各国と二国間会談を実施した。
*9日、BRICS首脳会合で、BRICS首脳会合のウファ宣言が採択された。同宣言では、2016年の第8回BRICS首脳会合を主催するとのインドの申し出に感謝の意を伝達したとされた。
*10日、SCO首脳会合において、SCO首脳会合のウファ宣言が採択された。
7月8日
*8日、モディ首相は、プーチン大統領と印露首脳会談を実施した。各紙報道や政府発表によれば、インドのSCO加盟、原子力・炭化水素等のエネルギー協力、南北地域輸送回廊等について話し合われた。
*8日、モディ首相は、習近平主席と印中首脳会談を実施した。各紙報道や政府発表によれば、ラクヴィ問題、パキスタン占領下のカシミール地方(POK)、印中国境問題等に関する協議が行われた。
7月10日
*10日、モディ首相は、シャリフ・パキスタン首相と印パ首脳会談を実施した。インド外務省発表によれば、シャリフ首相は,2016年にパキスタンで開催されるSAARC首脳会合へのモディ首相の参加を求め,モディ首相は招待を受け入れた。
7月14日~17日
*各紙報道によれば、ミャンマー外相が訪印し、スワラージ外相と協議を実施した。
7月24日
*24日付ヒンドゥスタン・タイムズ紙は,インドは印パ首脳会談の成果としてパキスタンの漁民を解放する可能性がある、両国により拘留されている相手国漁民及び漁船の15日以内の釈放は、ウファでの会談における重要な成果であったと報じた。(その後の報道によれば、8月2日、パキスタンは、カラチにて拘束されていた163人のインド漁民を解放した。)
Ⅳ.日印関係
7月24日
*日本外務省発表によれば、宇都外務大臣政務官は、7月22日~24日にエルサルバドルにおいて開催された民主主義共同体閣僚級会合の機会を捉え、VKシン・インド外務担当閣外相と個別に会談し、二国間関係強化等について意見交換を行った。
7月7日
*各紙報道によれば、7日、マディヤ・プラデシュ(MP)州における医学大学等入学試験に係る大規模な汚職事件(Vyapam Scam)について、チョウハンMP州首相が、CBI(中央捜査局)の捜査を要請する書簡をMP州高等裁判所に送付する旨発表した。
7月21日
*いわゆる「モンスーン国会」が開幕した。会期は8月13日までの予定。
7月23日
*インド内務省は、23日、昨年の総選挙以来空席となっていたアングロ・インディアン・コミュニティを代表する国会議員(下院)として、リチャード・ハイ教授とジョージ・ベイカー氏(俳優)が大統領によって指名されたと発表した。
7月25日
*各種報道によれば、25日、モディ首相はビハール州パトナを訪問し、在来線特急の開設式典や、インド工科大学(IIT)パトナ校の開校式に出席した。また、ビハール州議会選挙に向けた選挙演説において、クマール州首相を激しく個人攻撃し、「クマール州首相の政治的DNAに問題がある」と発言した。
7月27日
*各種報道によれば、27日、アブドゥル・カラーム元大統領(在任期間:2002年~2007年)が講演のために訪れていたメガラヤ州で死亡した(享年84歳)。
*各種報道によれば、27日、3人の武装テロリストが、パキスタンとの国境近くに位置するパンジャブ州ディナナガルの警察を襲撃し、パンジャブ州治安部隊と銃撃戦を展開した。同襲撃により7名が死亡した。
7月30日
*各種報道によれば、1993年ムンバイ・テロの主犯格で死刑を宣告されたヤクブ・メノンの死刑が30日に執行された。
Ⅱ.経済
7月3日
*インド政府は3日、社会経済カースト国勢調査(Socio Economic Caste Cencus)2011を発表した。本調査は、各世帯の社会経済的貧困状況を、所有と収入に基づき全国一斉調査するもので、インドにおける農村世帯の「社会経済的貧困」を数値で示している。
7月16日
*各種報道によれば、16日の閣議において、海外直接投資(FDI)政策の簡素化に向けた政策見直しが承認された。FDI及び海外ポートフォリト投資(FPI)に対して設定されている、既存の内枠上限に代わって、新たな複合上限(composite-cap)が設定される。すなわち、ほぼ全てのセクターに対し、49%までのFPIが自動認可ルートで認められることになる。49%を超えるFPIについては従来通り政府認可ルートで事前承認が必要となる。
Ⅲ.外交
7月6~13日 モディ首相の中央アジア歴訪
*インド政府発表や各紙報道によれば、6~13日、モディ首相は、中央アジア諸国を訪問した。
*6日、モディ首相は、ウズベキスタンを訪問し、カリモフ大統領と首脳会談を行った。
*7~8日、モディ首相は、カザフスタンを訪問し、ナザルバエフ大統領及びマシモフ首相と会談を実施した。インドにとって、カザフスタンは中央アジア最大の貿易相手国。
*(8~11日のモディ首相のロシア訪問については後述)
*11日、モディ首相は、トルクメニスタンを訪問し、ベルディムハメドフ大統領と首脳会談を実施した。
*12日、モディ首相は、キルギスタンを訪問し、アタムバエフ大統領と首脳会談を実施した。
*13日、モディ首相は、タジキスタンを訪問し、ラフモン大統領と首脳会談を実施した。
7月8~11日 BRICS首脳会合及び上海協力機構(SCO)首脳会合
*インド政府発表や各紙報道によれば、モディ首相は、9日、ロシアのウファにてBRICS首脳会合に出席し、また、10日、SCO首脳会合に出席した他、各国と二国間会談を実施した。
*9日、BRICS首脳会合で、BRICS首脳会合のウファ宣言が採択された。同宣言では、2016年の第8回BRICS首脳会合を主催するとのインドの申し出に感謝の意を伝達したとされた。
*10日、SCO首脳会合において、SCO首脳会合のウファ宣言が採択された。
7月8日
*8日、モディ首相は、プーチン大統領と印露首脳会談を実施した。各紙報道や政府発表によれば、インドのSCO加盟、原子力・炭化水素等のエネルギー協力、南北地域輸送回廊等について話し合われた。
*8日、モディ首相は、習近平主席と印中首脳会談を実施した。各紙報道や政府発表によれば、ラクヴィ問題、パキスタン占領下のカシミール地方(POK)、印中国境問題等に関する協議が行われた。
7月10日
*10日、モディ首相は、シャリフ・パキスタン首相と印パ首脳会談を実施した。インド外務省発表によれば、シャリフ首相は,2016年にパキスタンで開催されるSAARC首脳会合へのモディ首相の参加を求め,モディ首相は招待を受け入れた。
7月14日~17日
*各紙報道によれば、ミャンマー外相が訪印し、スワラージ外相と協議を実施した。
7月24日
*24日付ヒンドゥスタン・タイムズ紙は,インドは印パ首脳会談の成果としてパキスタンの漁民を解放する可能性がある、両国により拘留されている相手国漁民及び漁船の15日以内の釈放は、ウファでの会談における重要な成果であったと報じた。(その後の報道によれば、8月2日、パキスタンは、カラチにて拘束されていた163人のインド漁民を解放した。)
Ⅳ.日印関係
7月24日
*日本外務省発表によれば、宇都外務大臣政務官は、7月22日~24日にエルサルバドルにおいて開催された民主主義共同体閣僚級会合の機会を捉え、VKシン・インド外務担当閣外相と個別に会談し、二国間関係強化等について意見交換を行った。