日印関係最新情報

月間インド・ニュース(2015年6月分)

2015年7月13日掲載


Ⅰ. 内政
6月4日
*各紙報道によれば、4日、マニプル州にて陸軍の車列が襲撃を受け、18名の兵士が死亡した。国家捜査庁は、ナガランド民族社会評議会カプラン派(NSCN-K)による襲撃であったと特定した。
*9日、インド軍特殊部隊が、同州とミャンマーとの国境付近(ミャンマー側)にて、武装勢力への反撃を行った。
6月14日
*各紙報道によれば、14日、スワラージ外相は、ツイッターにて、昨年7月、汚職疑惑でロンドンに逃亡中のラリット・モディ元IPL理事がポルトガルへの渡航に必要な渡航書類を英国政府から得るために便宜を図った事実を認めた。スワラージ外相は、同理事夫人が癌の手術をポルトガルで受ける必要があったことから、人道的観点からの行動であったと釈明した。
*各紙報道によれば、28日、インド外務省は、情報公開法に基づき情報開示を求められた同理事の渡航問題に関する7つの質問の全てを却下した。
6月21日
*各紙報道によれば、21日、インド政府は、インド及び世界各地で国際ヨガ・デーのイベントを開催した。モディ首相は、ラージパトで開催されたイベントに参加し、集った3万人以上の人々とヨガを行った。
6月24日
*当局発表によれば、24日、議会に関する内閣委員会は、モンスーン国会の会期を7月21日から8月13日までとすることを決定した。
6月24日
*各紙報道によれば、24日、デリー地方裁判所は、イラニ人的資源開発大臣の学歴詐称疑惑に関する訴えを受理し、8月に本件を審議すると述べた。訴えによれば、同大臣が2004年に選挙管理委員会に提出した宣誓供述書にある最終学歴が、2011年及び2014年に提出された供述書の内容と異なっているとされる。

Ⅱ. 経済
6月2日
*インド準備銀行(RBI)プレスリリースによれば、2日、同銀行は2015年度第2回金融政策会合を開催し、政策金利を0.25%引下げ7.25%とすることを発表した。
6月10日
*10日、インド準備銀行(RBI)は、2014年度通年の国際収支を発表。2014年度の経常収支赤字は▲275億ドルで、対GDP比1.3%となり、2013年度(▲324億ドル、対GDP比1.7%の赤字)に比して縮小した。経常赤字削減の主な要因は、貿易赤字の縮小とサービス貿易収支のわずかな改善、過去最高の外貨準備につながった資本収支の大幅な増加にある。資本収支は895億ドルとなり、前年度の487億ドルから増加。
6月24日
*24日付ビジネスライン紙は、孫正義ソフトバンク会長がナイドゥ・アンドラ・プラデシュ(AP)州首相と会談を行い、再生可能エネルギー部門の事業を同州で実施していくことに関心を表明した旨報じた。22日、ソフトバンクは、200億ドルの太陽光ベンチャーのため、バールティ社と台湾のフォックスコン社とチームを組むことになった。

Ⅲ. 外交
5月31日-6月2日
*インド政府の発表によれば、5月31日から6月2日にかけて、ムカジー大統領はスウェーデンを訪問した。ムカジー大統領は、ロベーン・スウェーデン首相と会談し、インドとスウェーデンの国家安全保障補佐官間の戦略対話を4年振りに再開することで合意した。
6月2日
*インド政府の発表によれば、2日、ガイアナにて、インド・カリブ共同体合同委員会の初会合が開催された。双方は、農業、食糧安全保障、保健、中小企業等について協議した。
6月2日-4日
*インド政府の発表によれば、6月2日から4日にかけて、カーター米国防長官がインドを訪問し、パリカル国防相と会談した。両者は、今後10年間の印米防衛協力について規定する防衛枠組協定に署名した。カーター米国防長官は、この他、モディ首相、スワラージ外相、ドバル国家安全保障補佐官とも会談した。
6月2日-4日
*各紙報道によれば、ムカジー大統領はベラルーシを訪問した。ムカジー大統領は、ルカシェンコ・ベラルーシ大統領と会談し、両国間の貿易拡大、鉱物、教育や重機分野での協力拡大につき協議し、防衛・安全保障面で協力していくことを決定した。
6月5日-6日
*各紙報道によれば、5日から6日にかけて、ルッテ・オランダ首相がインドを訪問し、モディ首相と会談した。両者は、テロ対策、防衛・安全保障、サイバー・セキュリティ分野で協力を深めることで合意し、会談後に共同声明を発出した。
6月6日-7日
*インド政府の発表によれば、6月6日から7日にかけて、モディ首相は、バングラデシュを訪問し、ハシナ・バングラデシュ首相と会談し、共同宣言を発出した。その他、両者は、インドによるバングラデシュへの20億ドル規模の融資供与、内航海運協定、インドによるチッタゴン港及びモングラ港の使用を認めるMOUを含む22の文書に署名した。また、両首脳は、コルカタ・ダッカ・アガルタラ間及びダッカ・シロン・グワハティ間のバス路線開通式に出席した。
6月10日-11日
*エコノミック・タイムズ紙の報道によれば、10日から11日にかけて、フルトクヴィスト・スウェーデン国防相がインドを訪問し、パリカル国防相と会談した。両者は、相互に関心を有する二国間防衛協力と地域的な安全保障シナリオについて協議した他、メイク・イン・インディアの下での防衛分野におけるスウェーデン企業のインド参入についても協議した。
6月15日
*各紙報道によれば、15日、中国の全人代常務委員会委員長率いる中国議員団がインドを訪問し、モディ首相を表敬した。
6月17日-21日
*ヒンドゥー紙他の報道によれば、17日から21日にかけて、キクウェテ・タンザニア大統領がインドを訪問し、モディ首相と会談した。両者は、海洋分野での協力と海洋経済について協議し、水路学に関する協定を含む6つの成果文書に署名した。
6月25日
*タイムズ・オブ・インディア紙他の報道によれば、25日、スワラージ外相は、ネパールで開催されたネパール政府主催のネパール支援国会合に出席した。
6月27日-29日
*インド外務省の発表によれば、27日から29日にかけて、スワラージ外相は、第7回インド・タイ共同委員会(JCM)の共同議長を務めるため、また、バンコクでの第18回世界サンスクリット会議に出席するためにタイを訪問した。タイ訪問中、スワラージ外相は、タイ指導部に表敬するとともに、インド人関連組織や企業の幹部等と面会した。

Ⅳ. 日印関係
6月3日
*3日、インド首相府は、町村信孝日印友好議員連盟の会長の死去に際して、故町村日印友好議員連盟会長が日印関係の強化に多大な貢献をしたとし、ご家族にお悔やみを申し上げる旨のメッセージを発表した。
6月7日-9日
*8日、インドを訪問中の齋木外務省事務次官はジャイシャンカル外務次官及びヴァーギース豪外務・貿易次官との間で初の日印豪次官級協議を開催した。三者は、地域情勢や国際情勢等について意見交換を実施した。
*9日、齋木次官は、ジャイシャンカル次官との間で、日印外務次官対話を開催し、日印関係や国際情勢につき意見交換を行った。
6月30日
*30日付インディアン・エクスプレス紙によれば、本年実施される印米海上共同訓練「マラバール」に日本が参加することとなった。2015年の訓練においては、8年振りにベンガル湾において日本が参加することとなる見込みであるが、オーストラリアについては本年の参加は無い見込みである。