日印関係最新情報

月間インド・ニュース2010年12月

2011年1月6日掲載


1.内政
12月3日
タイムス・オブ・インディア紙は、ヴァルマ海軍大将(インド海軍参謀長)が、インド国産原子力潜水艦アリハントが2011年末から2012年に導入予定であり、その段階でインドの3軍が核運搬能力を保有することになると述べた旨報道。
12月6日
英字各紙は、コルカタ市警察の特殊部隊がマオイストの幹部4名を逮捕した旨報道。
12月7日
ウッタル・プラデシュ州バラナシ市のシトラガートで、爆弾テロが発生し、2歳の女児1名が死亡、邦人を含む20名以上が負傷。
インディアン・エクスプレス紙は、インド海軍が海賊への警戒態勢を強化するためラクシャドウィープ諸島に艦船を展開させている中、5日にラクシャドウィープ諸島西方約70海里のアラビア海で、欧州に航行中のバングラデシュ船籍の商業船が海賊に乗っ取られた旨報道。
12月10日
英字各紙は、インド軍が核弾頭搭載可能な新型「アグニⅡプラス・ミサイル」の発射実験を行ったが、発射後海面に落下し、不成功に終わった旨報道。
12月13日
インドの冬期国会が閉会。
12月16日
インディアン・エクスプレス紙は、ガドガリインド人民党(BJP)総裁がイスラエルを訪問した際、チャッティスガール、ジャールカンド、ビハールの3州でのマオイスト対策への協力を求めた旨報道。
12月17日
英字各紙は、コルカタ市及び隣接するハウラ県にあるコルカタ大学傘下のカレッジで学生組織同士が衝突し、1名が死亡し、少なくとも10名が負傷した旨報道。
12月19日
19日~20日にかけて、全国から党員約1万5千人が参加してデリー市内で第83回コングレス党大会が開催される。
12月22日
英字各紙は、ラシュカル・エ・トイバがクリスマスから新年にかけてムンバイ及びアーメダバードにおいてテロ攻撃を行う可能性があるとして、治安当局が高度警戒態勢下にある旨報道。
英字各紙は、21日にラジャスタン州東部地域において「グルジャン」住民が「指定カースト」への位置づけを要求して鉄道線路上に座り込みの抗議活動を行い38本の列車が運休や迂回を余儀なくされた旨報道。
12月26日
英字各紙は、インド宇宙研究機関(ISRO)が25日にサティッシュ・ダワン宇宙センターから打ち上げた通信衛星GSLV-F06は打ち上げ47秒後に制御不能となり、同63秒後に指令破壊され、打ち上げは失敗に終わった旨報道。

2.経済
12月1日
電気通信規制庁(TRAI)は、迷惑コール及びショートメッセージ・サービスに関する規制「商用の電気通信に関する顧客選択に関する規制2010」を発表。
12月6日
エコノミック・タイムズ紙は、中国電気通信機器ベンダーの華為(フアウェイ)がインドに最先端のサイバーセキュリティ・センターを設置する可能性がある旨報道。
12月8日
ビジネス・スタンダード紙は、7日に財務省から国会に提出された中間経済レビューにおいて、今年度の経済成長率が最大9.1%見込まれていると記されている旨報道。
インド商工省は11月の貿易額の暫定値を発表(輸出は前年同月比26.8%増の189億ドル、輸入は同11.2%増の278億ドル)。また、クッラ-商務次官は、年度内の輸出額は、目標の2,000億ドルを達成するだけでなく、2,100~2,150億ドルに達しうる旨発言。
12月9日
ミント紙は、グジャラート州が同意のない強制的な農地の収用は行わないことや市場価格での補償をおこなうことを柱とした新たな州の土地収用政策を発表した旨報道。
エコノミック・タイムズ紙は、被雇用者プロビデント・ファンドの積立金をインフラ開発に活用する案が検討されている旨報道。
12月10日
インド統計局は、2010年10月の鉱工業生産指数(IIP)を前年同月比10.8%成長とする速報値を発表
12月11日
エコノミック・タイムズ紙は、デリー訪問中のライデン・フィンランド通信大臣が、「インドがネットワーク・セキュリティに慎重になるのは理解するが、規制は厳しすぎてはいけない、さもなくば企業がインドで活動することはできない」と述べ、ノキアはインドのセキュリティ規制に対応できないことを明らかにした旨報道。
12月15日
エコノミック・タイムズ紙他は、ムカジー財務大臣が物品サービス税(GST)に関し、従来の導入時期を延期し2012年4月から実施すると発言した旨報道。

3.外交
12月1日
インド内閣は、外務次官の任期延長に関する規則改正を承認し、合計2年を越えない範囲において外務次官の任期が延長される旨発表。
12月2日
英字各紙は、インド訪問を希望していたムシャラフ前パキスタン大統領に対し、インド内務省が右訪問に懸念を表明したことから、ムシャラフ前大統領への査証発給拒否が決定された旨報道。
12月3日
インド外務省報道官は、北朝鮮による延坪島砲撃に関し、「この遺憾な出来事によって人命が失われたことに心を痛めている。(中略)インドは韓国が地域の平和と安定を保つために示している成熟さ・・」と自制を評価する旨発言。
12月6日
サルコジ仏大統領が4日~7日にかけてインド(バンガロール、アグラ、デリー、ムンバイ)を訪問し、6日にシン首相との間で首脳会談を実施。
12月10日
ブリュッセルを訪問中のシン首相は、ファン=ロンパイ欧州理事会議長及びバローゾ欧州委員会委員長とEU印定期首脳協議を開催し、印EU貿易投資協定(=FTA)交渉につき来年春までに合意することを確認。
12月11日
シン首相はドイツを訪問しメルケル独首相と会談。
インド石油・天然ガス省は、トルクメニスタンで開催されたTAPI(トルクメニスタン(T)、アフガニスタン(A)、パキスタン(P)、インド(I))サミットで、TAPIパイプライン計画は中央アジア及び南アジアにおける新しい「シルク・ルート」となる可能性があり、シン首相はTAPI計画を「平和のパイプライン」と説明している旨の声明を発表。
12月14日
インド外務省は、訪印中のエスパーセン・デンマーク副首相兼外相とクリシュナ外相との間で、印・デンマーク共同委員会の設立合意に署名された旨発表。
12月15日
シンガポール国防省は、12月2日から16日までの予定で、インドのカライクンダ空軍基地で共同訓練を実施中である旨発表。
12月16日
中国の温家宝首相が15日~17日にかけて訪印し、16日にシン首相との間で首脳会談を実施(滞在はデリーのみ)。
12月20日
インディアン・エクスプレス紙は、VKシン陸軍参謀長が20日~23日までネパールを訪問予定であり、ネパール首相はその際公式にインドからネパールへの武器輸出再開をインドに要請する見込みである旨報道。
12月21日
インディアン・エクスプレス紙は、温家宝首相の訪印の数日後に、インド国家技術調査機関は、ブラマプトラ川付近及び中国側支流において、水力発電計画と思われる中国による新しい24のプロジェクトがあることを報告した旨報道。
ヒンドゥー紙は、対話委員会の3名は18日からジャンムー・カシミール州を訪問し、国境付近の地元住民等と意見交換を行った旨訪問。
メドベージェフ・ロシア大統領が21日から22日にかけてインドを訪問(デリー、アグラ及びムンバイ)し、21日にシン首相と首脳会談を実施。
12月25日
タイムス・オブ・インディア紙は、27日から4日間の日程でミャンマーのウ・フォン・スィ内務副大臣が訪印し、ピライ内務次官と協議を行うほか、刑事共助条約の署名を行う見通しである旨報道。
インディアン・エクスプレス紙は、インドがキシャンガンガ川(注:インダス川の上流)で建設を進めているダムを巡る仲裁裁判所の作業が1月からハーグで開催される旨報道。

4.日印関係
12月4日
インド都市開発省と日本の国土交通省及びジェトロの共催で、日印都市交通セミナーがデリーで開催される。
12月15日
第2回日印海運政策フォーラムが、日本側からは国土交通省や外航海運事業者、インド側からは海運省やインド海運公社等が出席してデリーで開催される。
12月28日
インド外務省は23日付けプレスリリースを発出し、アロック・プラサード国家安全保障副補佐官が次期駐日大使に任命された旨発表。