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日印協会・インド大使館と共催でマンモハン・シン インド首相歓迎会を挙行

2010年10月26日掲載


10月25日、当協会は在京インド大使館と共催で同大使館において、訪日したマンモハン・シン インド首相一行に対する歓迎会を行った。
インド側からはシン首相のほかクリシュナ外相、メノン国家安全保障補佐官等政府関係者が出席した。日本側からは森当協会会長のほか、福田康夫日印友好議員連盟会長、安倍晋三元首相、岡田克也民主党幹事長、川端達夫日印議連会長代行、高村正彦元外務大臣、等が出席した。
席上森会長から下記1.歓迎挨拶を行ったところ、シン首相からは下記2.答礼挨拶が行われた。

1.歓迎のご挨拶            森喜朗日印協会会長
マンモハン・シン首相閣下、ようこそ日本を訪問して下さいました。私は107年に亘り日印関係の発展に尽力して参りました財団法人日印協会を代表して、閣下のご来日を心から歓迎申し上げます。私は本年三月に実に2000年以来6回目のインドを訪問し、首相閣下とも親しく旧交をあたためさせていただきました。
マンモハン・シン首相閣下は、偉大な政治家としてインド国内はもとより国際社会でも最も尊敬されておられます。また、わが国にとってマンモハン・シン首相閣下は最良の友人であり、世界でも有数の親日的政治家であります。
シン首相は、前任のA.B.ヴァジパイ首相と私が2000年に合意した「日印グローバル・パートナーシップ」を、安倍晋三首相との間で「戦略的グローバル・パートナーシップ」に進化させて下さいました。
興隆するインドの急速な経済成長は、インド内外から注目を集め賞賛されるとともに、世界経済に大きな利益をもたらしています。世界の政治や戦略的な関係におけるインドの役割も益々重要なものとなっております。日本を含む民主主義と平和を愛好する全ての諸国は、世界最大の民主主義国家インドが、インド洋の死活的なシーレーンに接するユーラシア大陸において地政学的に重要な位置を占めていることを確信いたします。
さらに、日印両国は、今日の世界が直面しているグローバルな重要問題、たとえば国連の安保理改革、核の究極的廃絶と不拡散、国際テロとのたたかい、気候変動などについて協力して貢献する意欲と能力があり、国際社会からも期待されています。
私は、マンモハン・シン首相閣下が、今回の訪日で菅首相との首脳会談に加えて、天皇陛下のご謁見並びにわが国の政・財界指導者との会談を通じて、すでに存在する友好関係が日印の外交関係樹立60周年となる2012年に向けて、さらに発展することを強く確信する次第です。

2.答礼のご挨拶            マンモハン・シン首相閣下
私はこれまでの40年間、さまざまな立場で幾度か日本を訪れる機会に恵まれました。日本に来るたびに、日本の人々の友情や温かさを感じました。
私は首相として、インドと日本との関係が着実に変容していく経緯を見守ることができました。
印日間に締結された戦略的グローバル・パートナーシップは発展し続けており、両国にさらなる繁栄と進歩をもたらす大きな可能性を持っています。
今回は新築された、この現代的なインド大使館に来ることができ、たいへん嬉しく思っています。
この大使館はインド政府の在外公館建築計画の中でももっとも野心的なプロジェクトであり、東京という都市に大変ふさわしいと感じています。
今朝はこの式典において、こんなに数多くの親しい友人の皆様にお会いすることができ、誠に嬉しく思います。また、10年前目印関係に深く関与し、新しい局面を開いてくださった森喜朗元首相閣下のリーダーシップに敬意を表します。日印協会は一世紀以上の長きにわたり、両国間の友情と緊密な絆を推進する先駆者として活動をしてこられました。
印日関係の強化に関して日本の国会議員の間に幅広い政治的合意を形成するため重要な役割を果たして下さった、福田康夫元首相閣下、日本・インド友好議員連盟会長に感謝申し上げます。
この式典にご光臨をいただいている安倍音三元首相閣下に感謝いたします。閣下のリーダーシップのもと、印目は2006年に戦略的グローバル・パートナーシップを構築しました。
岡田克也民主党幹事長、印日関係に対する民主党のサポートをいただき、感謝申し上げます。
今朝はこうして皆様に御参加いただき、感謝の気持ちで一杯です。インド国民を代表して、皆様の友情に感謝申し上げます。皆様一人ひとりのお力添えがあったからこそ、われわれは印日間のパートナーシップをこれまでにない高みに持っていくことができました。
友人の皆様、
この場を借りて、日本におけるインド人コミュニティの多大な貢献にも賞賛を送りたいと思います。インド政府は皆様の功績を誇りとし、また印日間に友情と理解の架け橋を創るため皆さんが続けている尽力を称えます。
これからの2日間、東京で行う会談を楽しみにしています。私は印日が協力しているあらゆる分野において、具体的な進歩が見られると楽観しています。このことは即日両国だけでなく、アジア太平洋地域、ひいては世界にも利益をもたらすでしょう。
大きな喜びとともに、このインド大使館の建物を、21世紀の即日戦略的グローバル・パートナーシップに捧げます。
ありがとうございました。